1999年7月25日(日) ライブまであと1週間!


嬉しい知らせ

 先週末のDAIBAクシン!GOLDで、「1stアルバムがオリコンの19位に入った」という情報を聞いた。

 19位という順位はシングルチャートでの最高位が32位なのを考えれば確かにすごいことだが、前週のオリコンアルバム20位はちょうど1.2万枚くらいの売り上げであり、これは3rdシングルの初動売り上げ枚数と同じくらいだったので「ある意味妥当な数字かな」と思っていた。

 ところが・・・である。今週のオリコンを見ると、アルバムチャート19位『CXCO』チェキッ娘〜週間推定売上数18440枚とあるではないか!順位よりも何よりもこの枚数の方がビックリしたのである。何しろ予想の1.5倍の売り上げが上がっているのだから・・・

 ポニーキャニオンも商売がうまいというか、シングルにトレカを入れたり、シークレットライブや限定ポスターの応募葉書を入れたり、今度は初回と2回目でジャケットの水着写真まで入れ替えるという念の入れようで、「いかに中高生のファンから単価の安いところで資金を回収するか」という策が見え見えでならない。

 まあこれも不況の影響なのか、まだ火がつかないブームのせいなのかわからないが、あんまり小手先ばかりで何かしようとしても今のファンは昔と違ってクールに見ているところはきちんと見ている。もっと違うところにお金をかけた方が長期的に見ても良いような気がする。

 話は少しそれるが、M@Mのデビューシングル初動売り上げが6800枚のオリコン初登場48位だったが、先日のスペイン坂で隣にいたグループの会話である人が「藤岡は一押しだけどM@Mは買わなかった」ということを言っていた。「チェキッ娘に関するものなら何でも・・・」みたいなファンはおニャン子時代に比べればだいぶ割合が下がっているのかも知れない。

 話を戻すと、以上のような状況からして、シングルの初動売り上げ枚数はファンの実数を把握するのにハッキリ言って全く当てにならない。「3rdシングルの初動1.2万枚を何人が買ったのか?」と聞かれると、最悪の場合3種のトレカがあるから、実際は4千人のファンしか購入していないかも知れないのである。

 しかし、今回のアルバムに関しては2枚以上を買う理由が見あたらない。おまけに翌週にはシングルとビデオで5000円近い出費を迫られるわけであるから、3500円近くもするアルバムを2枚買うことは通常ではしないだろう。だから、今回ハッキリしたのは1.8万人の現役チェキッ娘ファンが初動の段階で存在しているということである。そういえば、私が予約購入した新星堂飯田橋店では入荷日の開店時に予約だけで15枚くらいがストックされていた。

 鈴木あみもシングルでは不思議と1位を取れない歌手だったが、1stアルバムでいきなり初動ミリオンを記録した。これをチェキッ娘に当てはめるのはちょっと無理があるかも知れないけれど、似たような傾向を感じるのは私だけだろうか?

今週は名古屋からスタート

 ところでこのコラムが掲載される7月25日、私は名古屋にいると思う。

 名古屋に行くのは仕事の関係もあるが、仕事の方は25日中にさっさと済ませ、その後上田愛美、久志麻理奈、佐々木絵美子の名古屋キャンペーンを見に行くことが本当の目的である。

 最近「追っかけ」に近い行動をしているような気がしないでもないが、空港とか滞在先を張ったりするような追っかけはしたくないし、どちらかというと「イベントの追っかけをしている」というのが適切な表現かも知れない。

最も多忙な1週間

 この1週間は、おそらくチェキッ娘始まって以来、最も多忙な1週間になると思う。

 週の前半にある地方キャンペーンは、北から札幌(矢作・町田)、仙台(野崎・嶋野)、東京(M@M)、名古屋(上田・久志・佐々木)、大阪(新井・熊切)、福岡(田中・五十嵐)の計6か所でほぼ同時に行われる。

 先日の渋谷スペイン坂では100名もいなかったと思うので、単純に計算すればこれを6分割して20名前後が東京から全国に散ることになる。東京組はM@Mのデビューイベントに行くのが基本ではあると思うが、特に2人を一押しとしてない人は少し頑張って名古屋から大阪方面に出向くのではないだろうか?

 今回のキャンペーンでは地域的な格差がかなり生じるような気がする。東京は当然人が集まるとして、東京の人でも夜行快速に乗れば行ける名古屋あたりまでなら人は集まると思う。しかし、北海道・九州になると放映もないし、よっぽどお金に余裕があって熱狂的なファンでなければ行かないと思うので、あまり良い状況は望めない気がする。いくら私でも“NEOちゃ”の3人が九州だったら行かなかったと思う。

 私は運良く一押し、二押しが名古屋で、仕事で名古屋にも行かなくてはならなかったので、名古屋に行くことにした。人数は案外集まるかも知れないが、それでもたぶん今回ほど身近に彼女たちを見ることのできる機会は最後になると思う。

情報収集のルール

 そう言えば、地方キャンペーンの具体的な情報がネット上でも珍しくあまり伝わってこない。

 この件に関して「教えて下さい」系の書き込みに関しては「自分で調べるべき」という返答が多くて、私も「そう言うのがルールなのか」という感じで少し意外な印象を持った。

 ネット上には「何でも聞きたがり屋」と「何でも教えたがり屋」がいて、どうでも良い質問にも丁寧に答えてくれる人がいて、ROM中心の人には結構有り難かったりする。

 しかし、今回の名古屋キャンペーンに関しては本当に情報が少ない。BBSなどをかけずり回って「初日がFM愛知(?)」「二日目がヤマギワソフト」という情報はつかんだが、まさか一泊二日のキャンペーンがそれだけで終わるはずはない。でも、もう数日前だというのに情報があまりにも少ない。

 チェキッ娘の情報としては元・月曜班のKPさんが、独自のBBSで通常ならば伝わってこない詳細な情報を伝えて下さっているので、これがネット系ファンの情報面での頼みの綱となっている。しかし、あくまで忙しい中での片手間で行っていることのため、すべての情報がそこにあるわけではないし、情報が少し止まってしまうとファンサイドでは多少のパニックに陥ることもある。

 しかし、私たちは確かに情報過多の中にいて「誰かが情報をつかんでくれているさ」的な甘えがどこかにあるような気がする。「わからないことは自分自身で電話して聞くのがルールだ」確かこのような趣旨の発言がBBSにあったが、これは確かに正論で、本気で現場に足を運んで「生でメンバーを見たい」と思うなら、それくらいのことはやって当然である。

 ただ、私たちはあまりそういうことに慣れていないし、ファンも増えてくればほとんどがそういうことにおいては素人である。だから、できれば持っている情報を公共の場で出していただきたいと願うのである。私は「応援したい!」という気持ちが共通なら、そういったルールはあまり大きなことではないような気がする。

そして1stライブへ!

 私も今週は火曜夜の深夜バスにて帰京し、月末の仕事を済ませてから、最もエキサイトな週末『BIG 2DAYS』を迎えるわけだが、それまでに体調を崩さないようにきちんと管理しておかなくてはならない。肝心のライブで盛り上がれなかったら本当に悔しい思いをするからである。

 同じくチェキッ娘のメンバーもリハーサル、場合によっては地方キャンペーンで遠征というような激スケジュールをこなさなければならないので、いくら若いからとはいえ、精神的なプレッシャーも合わせれば本当にたいへんだと思う。

 体調に気をつけ、万全の体制でライブ本番を迎え、最高のステージを私たちに見せていただきたいと心より思うのである。

 以上、今週のコラムでした。

1999年7月25日 BATCH



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