1999年8月1日(日) 地方キャンペーンのねらい |
“NEOちゃ”最初で最後のキャンペーン地名古屋へ
私は先週末から仕事で名古屋入りし、そのまま残ってチェキッ娘の名古屋キャンペーンに参加することにした。
今回の名古屋は“NEOちゃっきり娘”(上田愛美、久志麻理奈、佐々木絵美子)の3人で、特に押してる娘が2人も参加と言うことで名古屋での仕事を作って参加したという感じである。
今後のことはわからないが、とりあえずこの3人の地方キャンペーンというのは最初で最後になるだろうということで貴重な2日間となった。
各地のキャンペーン
ところで、今回のキャンペーンは名古屋だけではない。札幌では矢作美樹と町田恵、大阪では新井利佳と熊切あさ美、福岡では田中里奈と五十嵐恵が同時にキャンペーンを行った。仙台では野崎恵と嶋野蘭という情報があったが、行われたかどうかはまだ確認していない。
もちろん東京ではM@M(藤岡麻美と小林裕美)のデビューイベント、横浜でも下川みくにが新曲の発売キャンペーンを行った。
夏休みに入り、ここぞとばかりにキャンペーンをはっているのがよくわかる。
MP氏の名古屋入り
今回の名古屋にはポニーキャニオンでもけっこう上の人(名前は忘れました)が同行ということであったが、それ以上に初日の夜にM@M帰りの水口プロデューサーが合流し、地方キャンペーンでありながらなぜかここだけ特別扱いと思えるかのような布陣が敷かれていた。
ある人の説によれば「MP氏は上田愛美を売らなくてはならないから」とのことであるが、それは実のところ私も同じ意見である。「9月1日のソロデビュー」はソロかどうか、ソロなら誰なのかといった情報がまったく聞こえてこないが、プロダクション所属組としては残っている上田愛美が基本的には有力という私の見方は変わらない。ポニーキャニオンの人といいMP氏の名古屋入りといい、「何かが名古屋にあった」基本的にはそう見るのが妥当だろう。
内容的には全国で唯一名古屋だけテレビがあったのでそんなことも考えるとMP氏の合流もうなづけるし、ただ、ここにNEOちゃの3人という人選がいかにも上田愛美キャンペーンという様相を感じる。そもそも最後のイベント開場に「上田他2名来店」と書いてあったのがそれを象徴している。
今回のキャンペーンの意味づけ
今回のキャンペーンについて一つ大きな疑問がある。
「なぜ、ライブ前のこの忙しい時期に地方まで行ってキャンペーンなのか」ということである。
名古屋は東京から近かったり、テレビにも出てしまったので比較的人が集まったが、それ以外は予想通りそんなに人が集まらなかったようであるが、そこまでしてキャンペーンをする意味があったのだろうか?
普通に考えれば、単に曲を売りたいのだったらライブ後でも良かったのではないだろうか?長期的に見ればライブが良ければその後の売り上げも上がるだろうし、人気も上がっていくだろう。ライブで盛り上がって、その後を埋めるように地方キャンペーンを行うなら流れ的には合うし、何か特別な意味があったとしか私には思えない。
では、その「特別な意味」とは何だろうか?
ネガティブな見方をすれば、解散・終了を踏まえた早め早めの行動なのかも知れないが、そんなことのためにキャンペーンで無駄なお金を使うことは全く持って意味がないだろう。
ということは、いよいよ私たちの待ち望んでいた全国展開への布石なのかも知れない。『チェキッ娘inDAIBAッテキ』のビデオは単なる思い出ビデオではなく、「未放映地域にチェキッ娘の誕生ストーリーを」という意味があるのではないだろうか。そしてあくまでその準備で主要地域にキャンペーンをはったのだろう。そう考える方がつじつまが合う。
今後の展開を予想すると・・・
さて、もし私が想像するストーリーが実現するとすれば、10月の番組改編で「全国ネット」の放送が始まるだろう。
今回の地方キャンペーンは、チェキッ娘を一部の番組でしか見たことのない地域の人たちにとってはある意味衝撃的だったかも知れない。少なくともチェキッ娘の知名度は上がったと思うし、名前を知っていただけだった人は少しずつはまり始めているかも知れない。
約1年の準備期間がかかったが、いよいよチェキッ娘19人は華々しく、名実ともに全国デビューを飾り、プロジェクトは第3期へ突入していくのである。
以上、今週のコラム(スペシャル〜Part2〜)でした。
1999年8月1日 BATCH