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Canon PowerShot S80 ファーストインプレッション2007/4/10
Canon IXY Digital 900 ISを買い損ねて、代わりに手に入ったのがこのPowerShot S80なんであります。またもや衝動買いと言っていいです。中野・フジヤカメラで中古Aランク、31,500円。1GBのSDカードも買って、世間では1000Mピクセル機が続々登場しているこの時期に、ようやく僕は800Mピクセル機種を手に入れることができました。
なにしろ発売されたのは2005年10月ですから、1年半も前の機種。今流行の手ブレ補正機能とか、高感度ISO(2007/4現在、ISOは1600〜3200がトレンド)とか、顔認識機能とか、そーゆー機能はありません。えーもーないですとも。そんなもんなくても写真は撮れるんです。悔しかったらそんなもの全部取ってみろ(?)。
代わりに光学ファインダーがあって、28mmが使えます。そこがこいつのチャームポイント。
てーことでこいつの試用記を書いてみようかと。ただし、万人向けの記事じゃないです。試したセッティングは僕が普段使うであろうセッティングだけなので、あなたが知りたいことは書いてないかもしれない。すでに新品は販売されてない、という機種なので、レビューはあちこちにあるし、そっちを参考にした方がいいかも。
また、サンプル画像はこのサーバにはおけないため(容量オーバー)、別サーバに置いてあります。
期待の光学ファインダー、あんまりよろしくない。例によって倍率は低いです。この点はあっちもこっちもどんぐりの背比べなんであんまりいいません。真ん中に十字の形でAFポイントが表示されているだけCaplio GXよりましです。
広角では左下に鏡胴によるケラレがちょっとあります。これまたGXよりぐっと小さいです。
問題は28mm相当時の光学ファインダーの見え方。画像がにじんでるんです。望遠側にズームさせるとにじみは解消されます。これはいやだなぁ。僕は広角側で90%、望遠側で10%程度の頻度で撮影することはわかっているので、逆(広角側でハッキリ見えて望遠でにじむ)の方がありがたい。視度調節機能があればいいのになぁ。
スライドバリアを開けるとスイッチが入り、閉めるとスイッチが切れるという方式。開けるときはいいんですけど、閉めるときはいったん鏡胴にぶつかるまでスライドさせ、レンズが全部引っ込むのを待ってからバリアを全部閉めるという二段構えの操作が必要になります。ちょっと面倒。これは普通のスイッチ式の方がいいと思う。たいしたこっちゃないですが。
バリアを含め、ボディ前面はカッコイイ黒塗りなんですけども、これ、すぐに指紋がべたべたとついてかっこ悪くなります(^^; 毎回拭うのも面倒なので、指紋だらけのまま使ってます。僕が事故かなんかで死んでも、これだけハッキリ指紋が残っていれば、まず間違いなく僕の持ち物だとわかりそうです。めでたしめでたし。
付属のストストラップ、マジックテープと相性が良すぎて、すぐにカメラケースのマジックテープに張り付いてしまいます。これは市販の安いリストストラップを買ってきて交換。
ところで、1GBのSDカードを入れると、ラージモード(800万画素)で468枚記録できると出ます。バッテリー満タンで200枚撮影(液晶を消すと700枚)可能となっているので、1GBのカードというのはちょっとおごり過ぎだったかも。半分の512MBで十分な感じ。1日にそんなに写真撮らないし。
結論からいうと、操作性は非常にいいです。ISOの変更も露出補正もやり易い。この操作性はよく練られている感じ。ボタンやらホイールやらダイヤルがごてごてと並んでますけど、操作にとまどうことはないです。
反面、メニューまわりはもう少し扱いやすくして欲しかった。menuボタンで出てくる画面、撮影時の設定と基本設定とその他の設定と三つのタグが現れる。ホイールを回転させるとタグがするすると切り替わっていく。ここまでは気持ちいいんですけど、タグの中の設定項目を選択する段になると、とたんに面倒になる。
原因は、タグの中の設定項目が一つの画面に収まりきらず、下にスクロールさせる必要があるから。どのタグに目的の機能があるのか、見つけにくいのである。タグの数を増やして、すばやく一覧できるようにした方がずっと良かったと思う。
そうそう、ISOは50/100/200/400と切り替えられますが、AUTOという設定はありません。ISOを自動的に切り替えたい場合は、モードをAUTOにする必要があります。ところが、AUTOモードではホワイトバランスもオートになります。ISOはオートで、ホワイトバランスは固定というのはできないんですね。
| ISO感度はオートに設定できました。ISOボタンを押すたびに50/100/200/400と変わっていきますが、もう一つ、表示のない設定があって、これが実はISOオート設定と判明。マニュアルはよく読みましょうでした。それにしてもAUTOとか表示してくれればいいのに。 |
液晶は2.5型です。これまで使っていた1.8型とは全然違う。でかくて気持ちいい。このくらいでかいと液晶も使う気になりますね。スポットからエリアAFに切り替えると、シャッター半押しでいろんなところにみどりの□が出ます(ここにピントが合ったという合図)。どっこに出るかなっと遊んだりします。
ただ、日中光の下では画像が見えにくい。僕は光学ファインダー主体で、液晶を使うのはマクロくらいのものだと思うのでどってことないですが、メニューも見えにくくなるので、設定変更にとまどいます。
液晶がでかくなると気持ちいい、というのは今回初めて知りました。でも、液晶で絵を決めようとすると、やっぱり額縁の中で絵を作っているみたいで、光学ファインダーを見ながら「己の視線を切り取る」感覚とはやっぱり全然違います。
カスタム設定モードというのがあって、モードダイヤルを「C」にあわせます。ここに自分好みの設定を保存しておいて、一発でその設定を呼び出せる、という趣向。
ISO100、ホワイトバランス太陽光、マニュアルフォーカス2m、プログラムAEという設定で、液晶も消してみました。スナップ用ですね。これでしばらくやってみようとしたら、モードダイヤルがいつの間にか回っていて、知らない間にTvやAvに切り替わったりします。腰のケースから取り出すたびにTvになっていたりAvになっていたり、全然スナップにならなかった。
これは困った。しかたないので、モードダイヤルはパーマセルを貼って固定することに。これでモード切替事故はなくなりましたけど、今度はモード切替が面倒に。てーことで、P(プログラムモード)専用機になってます。カスタム設定の命はわずか1日でありました。宝の持ち腐れですね。ぐっすん。
モード切替ダイヤルは、クリックをもっと硬くするか、ロックボタンを設けて、それを押しながらでないと回らないようにして欲しかった。
なにゆえ「C」で固定せず「P」で固定したのか、というと、シャッタータイムラグのせい。今まで使っていたGXより、シャッタータイムラグは長いです。試しにマニュアルフォーカスにしてピン位置を2mに固定しておいても、シャッタータイムラグは変わりません。なので、MFでピン位置を固定しておく意味があんまりない、僕の場合。
そーゆーわけで「P」専用機にしました。
![]() |
28mm相当、ホワイトバランスは日中光、ISO100で撮影。 かなりディストーションがあるのがわかる。非球面レンズの仕業か、端っこの方で一度持ち直している。う〜ん、かえって不自然な感じ。 |
![]() |
100mm相当、ホワイトバランスは日中光、ISO100で撮影。 ディストーションはかなりよく補正されている。 |
曇りの日だったんですけど、一瞬でて来た太陽を撮ってみました。
ご覧のようにゴーストは見られません。太陽のまわりの筋は、どうもフレアとスミアが混ざったような感じ。
が、この程度なら逆光に強いと言っていいでしょう。
撮影は曇りの日だったので、あんまりパッとした印象がないですけど。
28mm相当(5.8mm)では、画像の3隅が流れる。右上はまーまー。
このあたりを我慢できるかどうかでS80の評価は分かれそうだ。僕はというと、結構ガックリ来た。Caplio GX8を見かけたら買っちゃうかもしれない。
望遠側ではそういう心配はない。
露出は正確。好みでいうと、後1/3段アンダーの方がよろしい。あ、いずれも分割測光です。
これは曇り日というのが大きく影響していると思われます。発色は素直で派手な感じはしない。おっと、MACで見た限りは、ですが。Windowsだと派手なのかもね。GXとの比較でいうと、色のコントラストが低く、これが色味の派手さを押さえているみたいだ。
キヤノンの色味は僕の好みからすると黄色がだいぶ強い。Photoshopでカラーバランスをいじり、中間調のバランスを赤+10、青+30くらいにするとぐっと好みの色調になる。
ISO感度設定が記録されていない模様。これはExif読み取りツールの方の問題かも知れません。違うツールを3種類ほど試してみたところ、いずれのツールでもISO感度が表示されませんでした。
(2007/4/23追記)ISO感度は、付属のソフトウェアImageBrowserを使うと表示できることが判明。
製品ページやら他の人のインプレなど。
●キヤノン パワーショットS80 製品紹介のページ。サンプル画像もあります。
●製品仕様 仕様についてはこちら。
●S80の取り扱い説明書 マニュアルはここでダウンロードできます。
●ソフトウェアダウンロード 付属ソフトのアップデーターがダウンロードできます。
●【新製品レビュー】キヤノンPowerShot S80 デジカメウォッチのレビュー。
●【実写速報】キヤノンPowerShot S80 デジカメウォッチの実写サンプル。上のレビューで触れられていないが、このサンプル画像でも三隅の画像の流れは確認できる。
●伊達淳一のデジタルでいこう!【速報版】 デジカメウォッチの実写サンプル。
●“コントロールホイール”が快適な広角ズーム機――キヤノン「Powershot S80」 ITmediaのレビュー。
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