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[1862] クランベリーについての考察- ■記事引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ 魅神 -(2016/12/31(Sat) 13:39:38) □U R L/ 名前:クランベリー・クラウディ(キャラクター名:クランベリー) 種族:ヒューマン 性別:女 年齢:18 戦闘クラス:ハンター×ブレイバー フレンドパートナー時の登録 キャラクター性:勇者気質 特性:大型狙い 特殊補正:徹底防御 「栄誉とか、誇りとか……かび臭いと思うかい? まぁ、少なからず私自身もそう思う。 けれど、"それ"が在るから、今私は貴方と共に戦える!」 ***** 私の家は裕福だった。 かつて、古い時代には騎士の家として栄えた名門の一族だった。 今でも、私の一族は"武"に長け、軍人・傭兵といった職に就く者も多い。 私の兄上は言っていた。 「俺達の家は、一般よりも裕福だ。力や知識もそれなりに蓄えていると自負している」 そして、続いてこうも言っていた。 「だからこそ、俺達は、有事には先鋒を切り、災禍に対し盾となり、皆を守る義務がある」 少し歳の離れた兄。 私は、その兄上の背中を、ずっと見て育ってきた。 生活に、不自由は何一つなかった。 家族も、奉公人も、皆、私には優しかった。 私は女人だけれど……剣を取り、盾となり、そんな優しい皆を守りたいと思った。 だって、私は…… あの兄上の、妹だから。 ***** 騎士の名門の一族の出身にして、物語に出てくるような英雄に憧れる少女。 アークスとしてオラクルを守る兄に理想を重ね、肩を並べるべくその背中を追っている。 アークスとしては、新人である。 子供の頃より戦士を目指し、鍛錬をしてきただけあり、ポテンシャルそのものは高い。 特に鍛えられた身体は頑丈そのものである。 巨大な剣を振り回す力も技も、それなりに様になっているものである。 しかし、圧倒的に経験が足りないのが現状である。 アークスとしてのスタンスは、"守る事"に重点を置いた行動指針と戦術思考の持ち主である。 これも、彼女が理想としているものに少なからず影響を受けた結果である。 彼女は「見習い騎士」を名乗る。 騎士の栄誉と誇りを重んじ、しかし自らの未熟さを憂いた結果の名乗りである。 そして、彼女は戦に身を投じる。 皆を守れるだけの理想の力と、夢見る"英雄"としての誉れを手に入れる為に。 それと、増え往く"大切なモノ"を、失わない為に。 ――"唯一つの喪失"に、未だ気付かないままに―― ***** 私の正面にその巨大な姿が見える。 ……"畏れるべき強敵"、"称えるべき戦士"……そして、"言の葉を交わした友"。 火山洞窟の大地を踏みしめ、私はその手の剣を握りなおした。 数多の銀河……その旅の中で、私は幾人もの戦士に出会った。 頼もしき仲間。競うに足る好敵手。そして……異星の守護者と侵略者。 響く咆哮。揺れる大地。 それを受け、仲間達は散開した。 目の前の"彼"は、守護者。 私の……多分、"同類"だ。 こんな繰り返す邂逅の中、守りたいモノはいくつも増えた。 それは、命だったり、信頼だったり、或いは、約束だったり。 "彼"は私へ向かって、巨大な火球を吐き出した。 対し、私は剣を盾にするように身体の前で押し出し、それを受け流した。 「貫くに値せず!!」 私は叫ぶ。 私は再度構え直し、放たれた矢のごとく飛び出す。 叫ぶ。ただ叫ぶ。ありったけの声で。声を、突きつける。 「クランベリー・クラウディ! いざ、参る!」 届け! ただ届け! 私の声よ、伝えたい"ヒト"まで、ただ届け! ……"守りたいモノ"が、今日もまたひとつ増えた。 私は、守り通せているだろうか? なぁ、兄上? |
[1863] ヘスティアについての考察- ■記事引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ 魅神 -(2013/08/28(Wed) 20:28:30) □U R L/ 名前:ヘスティア・スノウ(キャラクター名:ヘスティア) 種族:ニューマン 性別:女 年齢:不明(外見10前後) 戦闘クラス:フォース×テクター フレンドパートナー時の登録 キャラクター性:引っ込み思案 特性:さびしがり屋 特殊補正:復活支援 「私の姿、ちゃんと見えますか? 私の声、ちゃんと届きますか? なら、まだ……大丈夫ですよね。 私はまだ……きっと……"此処"に、居ます」 ***** 1年ほど前、でしょうか。 それが私の"記憶"にある、一番古い時間です。 場所は……多分、ナベリウス。多分、ですけど。 周りは、木々に囲まれていました……深い、森です。 身体は、動きません。 ……手も、足も。 何故そんなところに倒れているかもわからないまま…… 多分、私は、死にかけていました。 そこが何処か、自分が誰かも分からないまま…… ただ、ただ……其処には居ない"誰か"へ……助けを求め続けて…… ***** ナベリウスの森で、とあるアークスの青年に保護された少女。 当時オラクルの住民登録はなく、保護される前の記憶を一切失っている。 その後、彼女はアークスへと迎え入れられることとなる。 身元不明の人物ではあるが、その極めて高いフォトンへの感応性が認められたのだ。 そして、彼女自身もそれを受け入れ、アークスとなることを望んだ。 実際のところ、身体能力は低く、彼女は戦闘には向いていない。 活動中、危機に陥ったことも数えきれない。 それでも彼女は、時折見せる強すぎる程の意志の強さでこれに食らいつく。 彼女の目的は、唯一つ。 "自分が何者かを知ること"。 曖昧な世界の中、曖昧な自分という枠。 確乎たる何かを、彼女は狂おしい程に求めている。 ――残酷な真実は、知る由もなく。 ***** 私は、その市街の空を見上げます。 虚構の空は今は映されず、見渡すは広い広い、星空。 「何を見て居るんだい?」 隣の女性がそんな私を怪訝に見ました。 彼女は、今回の仕事の同行者。 "仲間"、と呼ぶことは、私に許されるのでしょうか? 私は首を横に振ります。 「ぃえ……なんでも、ありません。ただ、星空が綺麗だな、って……」 「そうか」 嘘ではありません。 でも、それ以上に、私は、ついつい空を見遣るのです。 もしかして、そのどこかに、"私の真実"が在るのではないかと思って。 「ぇっと、行きましょう。そろそろ、キャンプシップの準備が整っている頃です」 「おっと、そうだね」 私の言葉を受け、女性は歩き出します。私もそれに続いていきます。 私は……彼女の、そして彼女達の、"仲間"に成りたいと思います。 でも、そう思う私は、"何処"に居るのでしょうか? 私は……"私"を探します。 私が"私"と成る為に。 堂々と、"貴方"に向かって"貴方が好きです"と言える為に。 |
[1864] ウィムについての考察- ■記事引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ 魅神 -(2020/01/11(Sat) 21:18:50) □U R L/ 名前:不明(キャラクター名:ウィム) 種族:不明 性別:不明 年齢:不明 戦闘クラス:ハンター×ファントム フレンドパートナー時の登録 キャラクター性:目立ちたがり 特性:スロースターター 特殊補正:復活支援 「サァサァ、皆さんようこそお集まりいただきまシタ。 エ? お呼びでナイ? そんなことはナイでショウ。 だって吾輩、ドコにだろうと呼ばれてるんデスよ?」 ***** ここは、昏く歪んだ世界の中心。 目の前に居るのは4人。 古風な衣装の美青年。 小さな姿の歌姫。 頼りなさげな新人戦士。 それと……俺を、討ち倒す"権限"を持った憎らしい女。 俺は知っている。<だから、吾輩という新機軸の分岐を創りまシタ> この戦は……この後負ける。<その未来をデータで見まシタから> 俺は死ぬ。<でも、再考はできマス> 此処で。<"遠く"へ行くための手段(データ)は、彼女カラ参考に> 一体何を間違えたのだろう?<それを識る必要がありマスね> ***** No Date. ***** では、演算を再開しよう! <デハ、実験を開始しまショウ!> この世界の全てをデータとして解析すれば。 <即ち、世界の頂は、吾輩のモノとなりマス> 改めて。<改めテ> World is Mine... |
[1871] リリスについての考察- ■記事引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ 魅神 -(2020/01/11(Sat) 21:19:44) □U R L/ 名前:リリス・ティアーズ(キャラクター名:リリス) 種族:ニューマン(?) 性別:女 年齢:不明 戦闘クラス:ファントム フレンドパートナー時の登録 キャラクター性:命知らず 特性:夜型 特殊補正:起死回生 「この際、信用は要らない。きっと、信頼も得られない。 でもお願い……せめて、理解だけでもして欲しい。 "貴方"は今日、死ぬ。私はその物語を、修正しに来た」 ***** 時間という概念を失ってから久しい。 いや、もしかしたら失ったのは"私"自身かもしれない。 私は、ただの"狭間"に揺蕩う"廃棄物"。そのはずだった。 位相が違うはずの私に気付く人も、時々は居た。 けれど……私に話しかけてきた人はその人が初めて。 「なぁ、お前が何かはよくわかんねーけど……」 青年の名はディーン・クラウディ。 「面白そうなヤツだ。どうだ、俺に憑いてこねーか?」 私が、初めてこの手を取った人。 そのどこか不遜で不敵で、それでいて素敵な笑顔は…… "永遠に"私の心に刻まれた。 ***** 正体不明の少女。 見た目は10代中頃といったところ。 色白な肌と病的に紅い瞳が特徴。 識別はアークス。 オラクル住民登録情報も存在はする。 が、それ以外は異常なほどまでに情報が存在しない少女。 まるで、その識別情報すら、取って付けられたような印象が得られる。 多くはクエスト中に突如現れたかのような目撃情報が多い。 そして、その多くにおいて、彼女はこう口にしたという。 ――"物語を修正しに来た"と。 まるで未来を知るかのような言動と、全く明るみにならないその出自。 "正体不明"、この言葉こそが彼女には相応しい。 ***** ホログラフの空は、星すらも映さない。 この街には、最早命の気配は感じられない……いや。 ダーカーをその数に数えるならば、無数にある。 ……街は明るい。 空は太陽も月も星も無い。 灯を宿す外灯もありはしない。 この灯りは……街を焦がす炎。 「ヴィンセントのヤツは、逃げおおせたかな? せめて生存者1は欲しいとこだ」 その場に倒れる青年の言葉に、私は頷く。 「きっと、大丈夫。彼が死んだ"物語"は存在しなかった」 「そうか、お前が言うなら大丈夫だろうな」 彼は、そう言って満足そうに笑った。 ……理解できない。 私の大好きな人。何故貴方は自身の死を笑う? 「さて、お前はもう行け。うちの隊長を追いかけて、一緒に"アレ"を倒せ」 「でも……」 「お前は未来を"修正"出来るんだろ? 既に起こったはずのくそったれな"物語"を」 ……分かっている。それは、分かっている。 「俺はもう助からない。それに俺を助けていたら間に合わない」 「うん、そう。私は何回もやり直した。けれど、この選択肢は変わらなかった」 涙が零れる。頬を伝い、零れ落ち、彼の顔を濡らす。 「なら、俺の分まで世界を救え! そうすることで、俺はお前の傍に在る! ずっと在る!」 「それしか、無い?」 「それだけ在りゃ十分さ!」 私は、もう何も言葉に出来なかった。 ここで彼を助ける。助からなかった。間に合わなかった。 何度やっても、何度やり直しても。 だから、答えなんてもう知れていた。 「ごめん……なさい……」 「謝るなよ、お前はきっと、全てにおいて正しいさ。俺がそう決めた。俺がそう許した」 「ありが……とう……」 最後に私は……そっと、彼に唇を重ねあわせた。 ――冷たい、血の味がした。 私は走る。私は奔る。 "涙(ティアーズ)"は抱えたままに、"化け物(リリス)"という私は走る。奔る。 そして、私は誓う。 ――"運命"。お前は敵だ。必ず私が仕留めてみせる。"彼"と共に。 |
[1896] ヴィンセントについての考察- ■記事引用/メール受信=OFF■ □投稿者/ 魅神 -(2020/01/11(Sat) 21:20:11) □U R L/ 名前:ヴィンセント・ヴォルター(キャラクター名:ヴィンセント) 種族:ヒューマン 性別:男 年齢:26 戦闘クラス:ガンナー×ファントム フレンドパートナー時の登録 キャラクター性:リーダーシップ 特性:ツンデレ 特殊補正:激昂 「さて、招集した人員、全員そろったな。 此度の任務だが、非常に困難を極め、不測の事態も多々起きるだろう。 采配はすべて任せる……さぁ、諸君の手腕には期待しているぞ!」 ***** 隊長へのコールは全く繋がらない。 ……瓦礫の街だ。 先ほどまでは、オラクルによくある普通に居住区画だったのだが。 顔に受けた傷は、神経を傷つけたのか……俺の視界は徐々に閉ざされようとしている。 その前にこの街を抜け、救援を要請しなければならない。 ひとり、またひとりと、仲間は脱落していった。 「合流は無理だ……なら、精々、エネミーどもは俺が引き付けておくさ!」 長年の相棒である男は、瓦礫を隔てた向こう側で、その言葉を最後に姿を消した。 「申告⇒私に最早生還の可能性はありません。故にこれは貴方へ」 そう言いながら自身に仕込んでいたサポートAIユニットを切り離した女キャストは、そのまま意識を閉ざした。 気づけば味方はひとりも居ない。 それでも、満身創痍の身体を引き摺り、俺は瓦礫の街を走る。 それが、誰かの生還の可能性に繋がるならば。 繋げる為に、俺は走る。 今はまだ、絶望からは目を逸らしながら。 ***** 顔に大きな傷を持ち、モノアイセンサーで常に目を隠した男。 そのセンサーは伊達ではなく、彼は視力をほとんど失っている。 肩書は「アークス特別管理官」。 緊急事態適応時、独立した指揮権により部署を超えて人員を招集することを許された人物である。 立ち位置的には本来オペレーターに近い。 元は「ホムラと愉快な仲間たち(通称ホムラ隊)」というチームに所属していた一戦闘員であった。 とあるダーカー襲来の際、襲われ壊滅した街より唯一生還したが、同時に仲間をすべて失った。 それから上層部に緊急時の柔軟性を執拗に説き、今の肩書を手にしている。 その目的は、全て「ひとつでも多く悲劇を回避すること」に繋がる。 彼には負い目がある。 自分だけが悲劇より生還してしまったことに。 だから、彼は託す。 自身には悲劇を止める力が無かったから。 ――結末を……その物語の主役である、誰かへ―― ***** サポートAIユニットを通し、スクリーンには該当区域のマップが表示された。 私は視覚補強装置を通し、それを見る。 今回の作戦は、惑星ナベリウスにおける大規模発生したダーカーの掃討。 近くには壊世区画があり、これを放置した場合、どのような影響があるか未知数である。 故に、緊急事態。 「……集まったようだな」 ブリーフィングルームに、作戦参加メンバーの最後のひとりが現れた。 便宜上、彼に今回の作戦におけるパーティのリーダーを任せている。 「では、作戦を説明する」 現地の詳細は不明。 概要も何もあったものじゃない。 しかも、敵は大型・希少種なんでもあり。 下手をすればダーク・ファルスの出没すらも考えられる。 作戦メンバーは、私の言葉に耳を傾ける。 その目には、絶望はない。恐怖もない。 あるのは意志。 ……良い目だ。 彼らになら、任せられる。 だから私は……このブリーフィングを最後にこう締める。 「さぁ、諸君の手腕には期待しているぞ!」 その手で。その意志で。 悲劇の芽を摘み取りたまえ。 ――……主人公(アークス)達よ! |
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