1999年8月2日(月) 第2期のクライマックスを終えて |
1stライブ無事終了
一昨日から行われたチェキッ娘1stライブ“CXCO”は無事に終了した。私も両日これに参加し、同じ時間を共有することができた。
私はイベント参加記録を書き終えたあと、水口プロデューサー宛に簡単なメールを書いた。先週末の放送で「メールに返事を書いている」とおっしゃっていたので本当なのかと思ったが、今日私宛に返事をいただいた。水口プロデューサー本人の了解を得ていないのだが、私からのメールも含めて公開させていただきたいと思う。
> 初めてメールさせていただきます。
> 応援掲示板の方からメールアドレスを参照いたしました。
> 2日間に渡るライブお疲れさまでした。
> 本当に最高でした!
> それだけお伝えしたくてメールを書きました。
いろいろなNotesを拝見させていただきました。
チェキッ娘を応援していただいてありがとうございます。
ライブはチェキッ娘をスタートさせたときからの願いでした。
成功できて本当にうれしいです。
スタッフサイドから見ていると、ライブの出来としては合格点を
出せない手合いのモノだったと思います。
どうしても、このプロジェクトの進行の節目ごとにおニャン子と
比較してしまい、めげることも多かったのが偽らざる本心です。
一重に私の力量不足が原因なのでしょう。
でも、ライブの熱さだけはあの時には負けていない気がします。
最後にマイクを頂いて本心をみんなに伝えることができました。
みんなのお陰で最高のライブになりました。
たぶんもう一度やれると思いますのでご協力お願いします。
本当に嬉しいお返事をいただいた。
第2期はクライマックスを迎え・・・
ライブを終えた今日、私には言いようのない空しさが残った。それは「もうライブは終わったんだ」という虚脱感と「これからどうするのだろう」という不安の入り交じった複雑な気持ちである。昨日あれだけ気持ちが高ぶったので、その反動もあったかも知れない。
私はプロジェクト的にはこのライブで第2期がクライマックスを迎えたと見ている。
ここで少し解説しておきたいのだが、この第○期という区分は私が勝手に名付けているものであり、読者の方には意味が分からないと思うのでお話しさせていただきたい。
私はプロジェクトを3期に分けて考えている。モデルケースは2年半で終了したおニャン子クラブで、第1期が1年間、第2期が1年間、第3期が半年間という区切りである。それぞれの区切りのタイミングでプロジェクトを卒業する人がいる。
これをチェキッ娘というプロジェクトで考えた場合、私は第1期〜第3期が各半年間と見ている。第1期は『DAIBAッテキ!!』が行われていた半年間で、意味づけとして「チェキッ娘選出の時期」という見方をしている。第2期は『DAIBAクシン!!』が行われる半年間で、意味づけとして「チェキッ娘を育てる時期」という見方をしている。そして第3期は10月からの半年間で、この時期に全国展開をして全国にチェキッ娘ブームを巻き起こし、大人気になると同じ頃に華々しく解散し、メンバー全員が得意分野を生かして芸能界に本格デビューしていくというストーリーで考えている。
今回のライブはまさにチェキッ娘本体にとって「第2期(育成期)のクライマックス」という意味合いと「第3期(全国展開期)への実績づくり」という両方の意味を含んだ大きな意味のあるものであったと思う。。
これは私の勝手な見方でしかないが、今回のライブはかなり価値ある成功を収めたのではないだろうか。
だとすれば「今後どうするのか」という具体的な問題が上がってくる。
今後の展開、キーは8〜9月の2ヶ月間にあり!
今回はライブへのプロモーションが強烈にかかっていたため、“その後”の情報がほとんど伝わってきていない。アルバムの発売、シングルの発売、地方キャンペーンもライブも完了していて「せっかくの夏休みなのに何か有効に使える方法はないのか」と言いたくなる感じでもある。
現時点でこのプロジェクトが9月で終わるということは、私の考える限りではあり得ない。私はそれを今回のライブの成功で確信した。ということは10月以降の展開も考えて「何かが8〜9月に行われる」という見方ができるだろう。おそらくここが読めれば第3期の展開が予想できると思う。ライブが終わったこれからの2ヶ月間がプロジェクトにとって非常に大きな意味を持つと思うのである。
ではいったいこの2ヶ月間で何をするのだろうか。
現時点では8月は4日にMILCDを発売、6日にはMETAMOがデビューして近郊キャンペーンを行い、18日には5thシングル発売という情報だけが流れてきている。9月1日発売のチェキッ娘の新曲は未だにタイトル未定であるし、前は「ソロ」の2文字があったこともあり、8月初旬にこの件についての発表があると思う。これが卒業を含めたソロデビューなのか、卒業はないのか、ユニットデビューなのか、本体の6thシングルなのか、最終的にはその辺がキーになると思う。
そんなことを書いているうちに「上田愛美ソロデビュー!」という情報がにわかに伝わってきた。ライブの打ち上げの席で公式に発表されたようだ。私は当初から予想していたので特に驚きはしなかったが、個人的には二押しなので「嬉しい」という感覚と「安心した」という感覚が入り交じってこれまた複雑である。
チェキッ娘からのデビューは下川みくに、M@M、METAMOに続いて4組目となるが、これまでデビューしたメンバーはあまりアイドルっぽくなかった。これは意図してそうなったのかどうかわからないが、アイドル育成プロジェクトであることを考えると少し不思議な感じがする。だから、今回の上田愛美には「いかにもアイドル」というソロデビューを期待したい。なにしろ彼女は16歳にしてチェキッ娘プロジェクトの期待を背負って立つ「最終兵器」なのである。個人的には『瞳に約束』でデビューした(私と誕生日が同じ)渡辺美奈代のイメージで行っていただきたい。
ちなみに今回のソロデビューによる上田愛美の卒業はないそうである(KPさん証言)。そしてその文面から、同時に9月解散説も自動的に消滅した。
「素晴らしいストーリー」とは?
さて、先週末の放送で水口プロデューサーが「チェキッ娘には素晴らしいストーリーを考えている」とおっしゃっていたが、それが何なのかまだ見えてこない。
それはやはり全国展開なのだろうか?いただいたメールで「(ライブは)たぶんもう一度やれる」と水口プロデューサー自身が発言していることから、プロジェクトとしてのラストライブはおそらく来春(第3期のラスト)に行われると私は考える。もし私の想像通り行くとすれば、第3期は「終焉期」ではなく「全国展開期」となり、人気の急上昇と同時に華やかに解散を迎える「素晴らしいストーリー」をきっと生み出してくれることと思う。「遅咲きのプロジェクトだったかも知れないけれど、やってきて本当に良かった」そう関係者各位が思えるようなプロジェクトになる要素が、徐々にではあるが見えてきている。
いよいよ第2期のクライマックスを終え、残りあと2ヶ月。そろそろ第3期を見据えた本格展開の要素が見えてきてもおかしくないだろう。
チェキッ娘プロジェクトの新展開にぜひとも期待したい!
以上、今週のコラム(スペシャル〜Part3〜)でした。
1999年8月2日 BATCH