砂山を出ると、もうとっぷり日が暮れてしまった。
念のため持参したライトを点灯し、市街へ急ぐ。
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本当は砂山から市街へ行く途中にも、 荷川取(にかどり)漁港とか色々、 いい写真が取れそうなポイントはあったのだが。
既にこの状態ではどの道まともな写真にならないので、 それはまた次の機会に譲って先を急ぐ。
やはりスタートのパイナガマビーチに戻るのが筋でしょう、ということで、 まっすぐ自宅へ向かわずパイナガマビーチまで行く。
そして10月4日午後7時半、宮古一周チャリンコツアー完走!!!
さすがに誰もゴールで待っててくれる気の利いた友人はいなかったので(笑)、 パイナガマから手当たり次第に友人たちにメールする。
するとちょうど一人、近くを車で通りかかったらしい友人が様子を見に来てくれた。 しばし語り(と言っても話題はへむれんの旅とは関係ないことだったが・笑)、自宅へ戻る。
大体旅行から帰って自分の部屋に落ち着くと変な気持ちがするものなのだが、 今回は前日に帰ってきているのであんまりそういうのもなかった。
風呂に入って汗と砂を流し、ひとり打ち上げと称して再びパイナガマへ。 たまにしか行かないが、とっておきお気に入りのレストランで食事して、 とっておきお気に入りのバーで飲んだ。
「自転車で宮古一周」なんてのは、別に自慢するほどすごいことではないだろうと思う。 距離的にも体力的にも、やろうと思えば誰でもできるくらい簡単なことだ。
しかしだからって本当にやるバカもあまりいないようで(笑)、 その後もこの話をすると「へ〜(変わってんね)」という顔をされた。
見逃したポイントも多かったのだが、何より「自分の足で」そこへ行った、 というのが自分の中で大きな意味を持つ。
車に乗せてもらって行けば簡単だけれど、 人に連れてってもらった場所ってすぐ忘れちゃうものね。
この旅のおかげで、へむれん、また少しだけこの島のことを知った気がする。 疲れたけど、やってよかったと思う。
今度は徒歩で・・・?いやいや、もう当分こんなのは遠慮します(笑)。 それよりも自分の車が欲しい(笑)。
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