知らない間に旧上野村に入ったようだ。
またもや農村地帯が続き、道に迷いかける。
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宮古島の南岸は海面から高く切り立っている地形が続く。 なので、海に近づいてもそこは崖で、ほとんどビーチはないと思われる。
ゴルフコースを過ぎてしまうとまた目標物がなくなるので、西日を頼りに畑の中を走る。 宮古の外周は通称「一周道路」という大きくてきれいな道があるのだが、 右へ行く脇道がある以上、時間がないと分かっていても入ってしまう。
それにしたって行けども行けども畑。 時々海が近い雰囲気はあるのだが、自分がいる場所より低いところにありそうだ。
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とかなんとか言って、ある脇道を入ったときにまたもやビーチを発見。 しかしこりゃ、波は高いし(天気のせいだが)、周りは切り立ってるし、 泳いだら危ないんじゃ・・・???
この前後、畑の一角で集まって飲んでいるおっちゃんのグループに遭遇。 畑仕事が終わって一杯、という風情。
田舎の慣習ゆえ挨拶して通り過ぎようとするも、案の定呼び止められる。 一緒に飲んでいかないかということだ。
地元の人々とふれあう、なかなかに旅情を誘う出来事ではあるが、 宮古の場合このシチュエーションには注意せねばならない。
この手のおっちゃんたちは大抵は大変な酒豪で、 そして宮古だけに当然オトーリ(*1)が回る。
余程酒に自信があって、なおかつ余程時間があるならニコニコして 地元の人々との交流を深めるのもよかろう。 しかしへむれんはまだ先を急ぐ身だったので、ニコニコして逃げた(笑)。
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*1:オトーリとは、沖縄地方に今も残る酒飲みの風習。 簡単に言うと泡盛の回し飲みなのだが、これが酒が続く限り際限なく回るので、 社会問題にならないのが不思議なくらい恐ろしい(実はなったことがあるのだが)。
オトーリについてはいろんな人が既に書いているので、詳しくはカタカナで「オトーリ」 または「オトーリとは」と検索してみてください。