東平安名崎(ひがしへんなざき)はいつも車で一気に突端まで行ってしまうので、 途中の景色をあまりじっくり見たことがなかった。
この機会にいい景色を見つけられるかも知れないし、すっ飛ばすのはやめにして、 ゆっくり進むことにした。
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保良を出てからこっち、もう食べ物のことしか考えられない状態で走っていたので、 ここまでは速かった(笑)。
いくつか脇道があって、下るといい感じに泳げそうなビーチがあったのだが、 上から眺めるにとどめて進み、そのすぐ向こうに、 ぽつんと東平安名崎の灯台が見えたときには「よっしゃあ!」と思ったことよ・・・。
しかしながら、空腹も一定のレベルを超えるとどうでもよくなることってありませんか?
この時点でへむれん、割とそんな状態に入っていた。
地図を見るとわかるように、東平安名崎はほとんど半島、 というか1本道だけが陸になったような地形で、車で来ると、
両側視界いっぱい海!
水平線に向かって伸びる一本道!!
目指すは灯台!!!
って感じで、思わず一気に走り抜けたくなるような道なんです。
(だからそういうのがわかる写真を出せよと思われてるのは重々承知なんですが、 今回はありません・・・「東平安名崎」でサーチすればいっぱい出てきますよ・・・)
まぁそういうわけで、適当なところで自転車を停めて、 例によっておっかなびっくり断崖ギリギリまで歩いてみる。
ここも道を外れると、岩がとがっていて歩きにくい。 ひょいと下をのぞいてみたら、あらきれいな海。
よくよく見ると、小さな浜辺もある。
・・・ん?よくよく見ると、崖の途中に、そこに続いていそうな細い道が見えた。
目でたどって入り口を探すと、へむれんが立っている場所のすぐ左手の脇道につながっていた。
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でまぁ、探検を開始。既に空腹など忘れている。へむれん「団子より花」なのだ (いつか餓死するね)。
中途半端にやる気なくボコボコに舗装された道を下っていくと、途中で道が消滅して、 2,3メートルの高さの岩だらけの斜面に。
上の写真の、画面下方に見える、コンクリートのレールみたいなものがあるところに出た。 転ばないように1歩1歩、安定のよさそうなところをたどって浜辺に下りる。
すばらしい。
そこは4畳半くらいのミニビーチだった。 ちょいと岩が転がっているが、くつろげないほどじゃない。
ちょうどピンホールのフィルムが1本終わったので、ここで休みつつフィルム交換。
ただ、周りを見ると砂で丸くなったガラスなんかが落ちているし、 ゴミも落ちてるし、決して「隠れビーチ」ではないようだ。
とりあえず東平安名崎の半島の根元にあるので、「東平安名崎の根っこビーチ」と 勝手に命名。
ちなみに上から見た感じだと、天候にもよるがあまり高い波はここまで来なそうである (岩、つーか珊瑚が水面から見えるでしょ?あすこにぶつかって波が砕けてしまうから・・・)。
潮の干満でここがどうなるかさえわかれば、ある程度泳げそうだ。
まぁ今は泳がないけど。
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ここまで来る道も、へむれんが好きな景色だ。これは帰り道だが、 なんか「探検してる」って感じがしません?
こういうところを一人で歩くのが好き。 というのは実はMISTというアドベンチャーゲームシリーズの影響なのだが(笑)。
ゲームをご存知の方ならわかってもらえるかと・・・。そのまんまの風景でしょ?
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