延々と続く坂道、辺りには人家も畑もなく・・・と思っていたら、前の方に猫らしきもの。
まさか猫じゃあるまいから、そう見える枝か石が落ちているんだろうと思っていた。 そうしたらそいつが歩き出して、道路を渡っていくじゃありませんか。
本物の猫だった・・・(汗)。
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おかしいなぁ、こんな人家もないところに猫なんて・・・野生化しちゃったんだろか?
とか思っていたら、まもなく左手に何かの展望台らしきものが見えて、 少し進んだらすぐそこが海宝館だった。
なんだってこういつも突然現われるんだろう?
「海宝館」は、宮古を中心とした世界の貝の博物館。
以前一度だけ入ったことがあるが、なかなかのものです。 お土産コーナーでは貝細工アクセサリーの体験なんかもあるし、完成品の販売もしている。 へむれんここに展示されていた螺鈿(らでん)細工の塗り箱がずっと欲しかったのだが、 いかんせんゼロが多すぎた。
既にヒステリックなくらいお腹がなっていたので、自転車を停めるとすぐレストラン直行。 しかし。
休業中。
・・・・・。
考えてみたら、観光も含めてドライブの途中でトイレを借りに来たり、 何度かここには来たことがあったけれど、 このレストランが営業しているところを見たことがないかもしれない・・・。
廃業って訳ではないようなんだが・・・。
それにしても口数が減ってしまうくらい(一人だから口数も何もないんですけど) 腹が減っていたので、何かつまむものくらいないかとお土産の売店に入る。
しかし当たり前と言えば当たり前だが、食べ物と言えばお土産用の化粧箱に入ったお菓子とか、 そんなのばっかり。いくらなんでもそれを買おうとは思えなかったので、 仕方なく缶ジュースを買って、広いお庭で休憩。
海宝館の庭からは、すぐ下の保良川(ボラガー)ビーチがよく見えて、 なかなか素晴らしいパノラマ。ボラガーの「ガー」はこれまた湧き水のこと。 行ったことはないが、湧き水を利用した淡水プールがあるそうだ。
・・・ん?ビーチ?プール??・・・もしかして売店とか屋台くらい出てるんじゃないわけ?
そう思って目を凝らしてビーチの周辺を観察したが、遠すぎてよくわからない。 あったとしても平日だしな〜。あそこまで降りていって食べ物がなかったら、 ショックと空腹と疲労で二度と上がってこられないぞ・・・。
というわけで、ひと休みのあと仕方なく自転車へ。もうひと頑張りすれば東平安名崎だ。 そこまで行けばまず売店がやっている確率は高い。
それで店がなかったら、一体どうすればいいんだという不安は無理やり隠して、出発。
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