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    [976] 【PSU】Macky他2名

    記事引用返信

      ・投稿者/ Macky -(2006/09/16(Sat) 13:33:14)
      ・U R L/


        1st Macky
        ヒューマンの男性、主にハンター。短髪、身長肩幅最大。普段着は下着。
        いつもの熱血メインキャラ。今回はプレイヤーの分身としての立場が大きく、
        RPに登場する可能性は低い。

        2nd まきこ
        ニューマンの女性、主にハンター。おかっぱ頭、身長「横幅」最大。
        職業は歌って踊って「殴れる」新時代アイドル。
        パシリの「セバスチャン」はマネージャーらしい。
        メインをさしおいて、今回の主力キャラ。RP登場率も高そうだ。
        プレイヤーが初めて萌えた自キャラ。
        ------9/16追記
        お嬢様なので、しゃべりは当然高飛車だ。
        ライバルは幻視の巫女だ。(と思っている)
        アイドルだからもちろん体重は秘密だし、恋人も居ないぞ。

        3rd NovA
        キャストの男性、主にレンジャー。とにかく全身赤い。身長肩幅最大。
        赤いくせに冷徹なスナイパー。声は速水奨。
        ------9/16追記
        W1においてMackyファミリーの生産を一手に引き受ける
        鍛冶屋キャラでもあることが判明。
        フォトンすら一刀両断にする金属製の「刀」を打つのが夢らしい。



    [1137] PSUのキャラ

    記事引用返信

      ・投稿者/ 剣山凪 -(2006/12/04(Mon) 03:27:46)
      ・U R L/


        とりあえず枠取りだけを…



    [727] 伯爵とアフロと神父+アホウドリ

    記事引用返信

      ・投稿者/ トリックスター -(2001/12/27(Thu) 19:14:40)
      ・U R L/


        さてさて、見てくださってどうもです(^^)
        とりあえず伯爵だけのでも書いておきますのでよろしくお願いしますね。


        名称:伯爵ゼロ(COUNT ZERO)
        職業:自称、”伯爵”。ハンターズ規定では”FOnewm”
        種属性:ニューマン
        性別:男
        肌の色:茶褐色
        口調:“〜〜なのだ”、その他まったく意味不明な叫び声など
        年齢:詳しくは本人とマグの執事セバスチャンのみが知る。少なくとも20代後半と言うことは無く言動等から10代後半と推測できる。精神年齢はとんでもなく低いと思われるが(笑)
        性格:自らを貴族と称し、自分を他人と特化して考える。時折見下しているかのような言動を口にするものの本心は決してそうではないらしい。“民は貴族が守るもの”という認識からである。
        髪:プラチナブロンドで髪質はかなり良い。
        顔:結構イイ線いっている(PLが考える上でフォニュームのキャラメイク上一番カッコいい良くはしてます)だが言動のお陰でまったくそれは無意味になっている(それが狙いです・ぉぃ)
        センス:かなりカオティックでシュール(謎)
        得意:偉そうにすること。テクニック。カウントダウン。
        夢と希望:ラグオルをDFの驚異から解放し民を“土の温かさと風の息吹が生命を育む”大地に住まわせること。
        マグ:執事「セバスチャン」(ナーガタイプ・代々仕えるマグであり幅広いネットワーク解析能力、言語処理能力、情報処理能力を持ち、人格はアンドロイド並に確立されている。いつも伯爵の行動に胃(?)を痛めているだとか)


        ストーリー’s>
        自らを”伯爵”と称し、喋るナーガタイプマグを引き連れる謎の人物。
        ぶっ飛んだ言語センス、服装、行動からかなりキテる人だと思われがちの彼だが決してヤバイ薬がキマっているわけではない。
        彼はれっきとした伯爵位を持つ人物で彼が住んでいたコロニー宇宙自治区では貴族政だったのである。しかし長年無理をおして使い続けたコロニーは近年遂にその生命活動維持システムに限界を見せ始めた。なんとか母星政府の救援を受けられる形となったが幾つかの区画は切捨てを余儀無くされた。けれどどの諸侯も自らの領地の救援を望む…それでも最低でも一つの区画は破棄せねばならなかった。
        そこで自ら最高権力者である“公爵”に進んで移民船に乗船することを申し出た人物が居た。それがゼロである。彼は出生とともに母を亡くしたとされ、彼が社会を知る年齢になる頃に父にもこの世を去られ伯爵家の臣下達に生き形見として育てられた経緯があり他の諸侯からは軽んじられていた。だが父から教わった貴族としての有り方を自らの本分としそれを全うしようと言う意思は人一倍である。彼は混乱するコロニーを見ていられずその決断を下した。農耕者の多い民や臣下もそれに賛同し、ラグオルへの移民船「パイオニア2」に乗船することとなった。そしてラグオルに着き、そこに巣食う脅威を知り彼は平穏を手にすべく大地へと足を下ろすこととなる。
        (…そして今日も暴走を繰り返し他のハンターズから色んな意味のある視線を浴びるのだった♪(ぉぃ))

        …と本人は言う。偉そうに。信憑性はかぁぁなりぃっ薄かったりする(爆)というか実際嘘だとPLも思う(ぇ)


        その他設定
        貴族なのに何故ハンターズに所属しているかと言うと政治手腕の優秀な貴族院員であるとともに父は一流のフォーマー(白人種の人間でありニューマンでは無い…母は不明だがその人物についての資料は一切無い)であり、彼の伯爵家は「民を導くもの社会を知り、危険に対する認識を高め、文武両道を志すこと」という言葉あり、それが代々ハンターズに所属する経緯である。
        また伯爵家の当主の名前は「ゼロ」と決まっており家系の根源を改めれば公爵家系の司祭・祈祷士・陰陽師的な役職にある血筋であり祭事等の「数字・時間」に関するの取り決めを行なうのが仕事であった。最近でも彼の宇宙自治区での祭事・年始・特別な物事の幕開け・終了のカウントダウンを司っていた。彼がボス戦になるとボスとの決着までカウントダウンを開始するのはそのためである。しかしながら失敗することは多多である(笑)また時折理知的な態度を取ることも…。最も尊敬するのは自らの父である。どんな人物にも公平な目を持って貴族的な態度を崩さないその姿は幼少期の彼の眼に焼きついている。
        (んが、元来の性格なのかどこか間違ったように解釈してるとしか思えないです(ぉぉ))

        …と本人は語るが(以下略・爆)…ともかくそんなことが関係ないくらいお馬鹿過ぎる言動が皆の嘲笑を買う(笑)ちなみに天然・ノリツッコミ・自爆等等…ともかくギャグキャラ以外の何者でもないというのがこのキャラの最大の特徴とPLは語ります(核爆)

        まぁ、つまり「こんな風な設定かもしれない」というPL談です(それでいいのか、お前)
        あくまで「伯爵がPLに語ったのをPLが説明してる」と思ってくれればどれくらい信憑性のある話か解ってもらえると思います(笑)

        とりあえず今回は伯爵だけ(^^;)


      [731] 二枚のジョーカー

      記事引用返信

        ・投稿者/ トリックスター -(2001/12/18(Tue) 00:41:58)
        ・U R L/

          では、二人目…というか一人目(1ST)です(^^;)
          レベルは一番高く使い慣れているといえば最も使い慣れたキャラです。

          名称:Mr.D-J
          職業:履歴からは妙年駆け出しハンター。
          所属性:多少混血しているが黄色人種。血筋的には純粋な人間である。そしてアフロ(爆)
          外見:長身でオレンジ色のハンターズ・スーツ。髪は黒いアフロでサングラスを着用。
          性別:男
          年齢:30代前半
          口調:一人称は「私」。落ち着いた何故か経験深さを感じる口調。
          性格:どんな状況であろうと取り乱す事無く、むしろ危険であるほどその口元にせせら笑いが浮かぶタイプ。
          瞳:投薬・手術等によりくすんだエメラルドグリーン。無機質な感じがあるが意思の光はしっかりと宿る。サングラスを愛用しており昔の一流ブランドの逸品である。
          好きな事:古い映画(主にSF)を見ること。トランプ(主にポーカー)
          嫌いな事:長い間退屈に成り過ぎること。
          戦闘スタイル:基本的に扱える物はあらゆる物を使って戦い抜く生粋のハンター・スタイル。友からの受け売りである短剣と威力と効率が良い大剣が中でも得意。
          装飾品:トランプのジョーカーの絵をあしらった二枚のドックタグ

          「D-Jにお任せだ。」

          色々設定はありますが後日ずっと以前に書いた駄文ではありますがここに送らせて頂くのでよろしければお目通しを(^−^)


      [732] 機械が神の祝福を受けるか

      記事引用返信

        ・投稿者/ トリックスター -(2001/12/19(Wed) 01:59:52)
        ・U R L/

          そして3人目。もっとも相手にしにくそうなキャラだと思います(爆)
          アンドロイドの癖に神様を信じてるという中々訳のわからんキャラです(笑)
          〔機械が神の祝福を受けるか〕

          名称:GODFATHER
          職業:教会所属「神父」−戦闘型レイキャスト
          種族性:「教会」称される宗教団体が戦闘用アンドロイドに神父としての「人格」をインストールしたレイキャスト。
          外見:大きいフォルム。紫と白のカラーリング。
          口調:「私」。強い宗教的な概念をもった言葉が多い。
          性格:非常に信仰心が厚い。聖と邪、二極的に考えることが多い。
          趣味:「聖書」をメモリに全文読み出す。
          好きな事:信心深い人との交流、善い人と出会うこと。
          苦手な事:名前から「マフィアのボス」と間違われること。
          戦闘スタイル:状況に対応した武器を仕様。また教会から支給された実弾系武器を使用し、その弾の一発一発に「聖なる神の御印」が刻印されている。
          備考:存在意義はそのフレーム・モデルから戦闘用であるが本人は神父として与えられた存在「定義」に重みを置く。そうすることが屠る者である「戦闘型」である自己が救いし者である「神父」であるという矛盾から人工知能・人格を保つ手段である。
          また人格インストール以前の記録は無く元々非常に高度な戦闘プログラムが組み込まれていた。決して正規のものではなく特殊部隊・および裏組織などがオリジナルに組み上げるような質(特殊工作・暗殺等を含む)のものと思われる。そのプログラムは戦闘状況に応じて教会側の許可を受けセキュリティ解除される。


          「この聖なる銃弾が貴方を神の下へと導くのです。」

          コイツも色々裏設定が…あるかも(かもってなんだ)
          見かけたら相手をしてやってくださいな♪。


      [748] 信天翁…アホウドリ。風の起源を追うものよ。

      記事引用返信

        ・投稿者/ トリックスター -(2001/12/28(Fri) 03:00:04)
        ・U R L/

          現在育成中のアホウドリです(笑)
          是非是非相手してやってください(^^)

          名称:ALbatross(アルバトロス=信天翁(アホウドリ)の意味・本名ではない)
          呼び名:アルバ,またアルと呼ばれることが多い。自分ではアホウドリと呼ぶ。
          職業:明確な立場は無いがとある女性の家で家政夫じみたことをしてる(爆)
          種族性:アホウドリ。冗談ではなく人としてのIDを持っていない。彼の謎の1つ。
          見た目:髪型はオレンジ色のミディアムショート。身長は普通より少し高めといった程度で何処となく頼りなさそうな風貌。
          眼の色:仄かに碧と蒼を見せる中心に行くほど灰色から闇色へと変わる。形容する色は少ない。
          性別:男
          口調:“普段は”のんびりと呑気なもの
          年齢:正確には不明だが20代前半だと思われる。
          家族構成(?):「姉さん」と呼ぶように言われている所有者が一人
          戦闘について:戦うのは苦手というがそれは気分上の問題のようで動作自体はポテンシャルの高さを覗かせる。武器については両手利きの為なんでも器用にこなす。とくに両剣が得意らしいが彼の所有者から支給されていないらしい。

          その他特徴:ともかく気楽。気のいいお兄さんと言ってそれ以上に説明のしようが無さそうな人物であり、何処か抜けていそうな言動が多い。だが実際のところは世間知らずっぽさ…というよりも妙なことは詳しく時々常識や倫理的にずれた物事の考え方を覗かせる。
          背理的な思考をナチョラルに処理してしまうのだ。
          また過去・殺戮・魂・人の集団性・孤独観念については独特の視点を持っているようである。霊魂・死生観についてはオカルト的な思考ではなく少し変わった観点を持っているとか。……そのことは彼の「力」ともなる。


          ちなみに彼の名であるALbatrossの表記でALが大文字なのはHUmar等と同じ表記であり名前ではなく彼の存在の種族性のことであると解釈できる。名付け親は彼の所有者である女性。


          周辺・設定:
          −−−彼は人間ではない。
          勿論、見た目は人間以外の何者でもない、生物的には。
          ただし彼はパイオニア2にての存在は物として扱われる存在である。
          それはどういうことか?理由は簡単である。
          彼は人としてのIDを持っていない。ある者の所有物として存在だ。
          彼の所有者はパイオニア2で市販されている武器の流通を仕切っている会社の女経営者である。業務内容的にはネットワーク上でのデータの管理だけをしているので会社の施設は無く従業員も極少数である。が、ほぼその女性の独力による経営でありラグオルを巣食う謎の生命体撃退に必要性が発生したもののゼロに等しかったパイオニア2の武器の流通・発展を確立させたといっても過言ではないほどの人物である。
          とりあえず彼はそんな女性の家で家政夫と変わらない生活をしているようだ。
          (現在表記できるのはここまで…後々更新します。)
































          〜〜〜その海鳥は海で死んだ仲間の生まれ変わり。
          罪に対する信仰を象徴。
          絶滅と再生。
          羽ばたけば洋上を何処までも飛びつづける。
          けれど、その翼に自由は無い。
          風が無ければ飛び立てぬその躯は地上でよろよろと無様に歩くのみ…〜〜〜



    [924] 運命の輪は、廻り続ける。

    記事引用返信

      ・投稿者/ 魅神 -(2006/01/24(Tue) 12:13:47)
      ・U R L/


        どうも、プレイヤー魅神静紅です。

        うちのキャラクタのレジストリです。
        2アカウント、8キャラ分です。

        適当に追記事項も記入していっています。



        ※参照:現在の適正難易度
        カズキ:ベリーハード終盤〜アルティメット序盤
        ローゼス:アルティメット序盤〜アルティメット中盤
        ヘスティア:ベリーハード終盤〜アルティメット序盤
        ラス:ベリーハード終盤〜アルティメット序盤
        ララ:ベリーハード終盤〜アルティメット中盤
        アクセル:ハード終盤〜ベリーハード中盤
        ミサガ:ハード序盤〜ハード終盤
        ティニー:アルティメット序盤〜アルティメット中盤


      [925] KAZUKI 〜ここから始まる物語

      記事引用返信

        ・投稿者/ 魅神 -(2006/01/24(Tue) 11:43:56)
        ・U R L/

          = キャラクターネーム:KAZUKI =

          カズキ=タチバナ。
          年齢は14。クラスはヒューマー。
          所属は総督府ラグオル調査隊。
          空色の髪を後ろで束ね、白い服に身を包む。


          「僕は・・・英雄達に、会いに行くんだ!」


          本星では、東国の島国の生まれ。
          辺境での生まれということもあり、あまり世間というものを知らない。
          父親がハンターであったことより、ハンターという職業に強い興味を持った。中でも、父がよく話していた、「ヒースクリフ」や「ゾーク」などの「英雄」達の話に憧れていた。
          その後、父親は任務中に殉職。そのことより、母親はカズキの「ハンターになる」という希望に強く反対する。
          しかし、カズキの好奇心と憧憬は抑え付けることは出来ず、12歳で家出をし、ハンターとなるべく訓練を開始する。
          その直後、彼はハンターとして活躍する夢を抱きながらパイオニア2に乗り込む。当時の彼はハンター見習い。
          その後、正規のハンターとなるべく、様々な訓練VRやVR試験を受けていく。
          それらを受ける過程で、基礎能力だけならば、現行のハンターとも退けを取らないだけのものを身につける。
          それもこれも、全て、憧れの英雄たちの真横にて、共に戦うことを夢見てのことだった。
          ラグオルにおける事件が発生した時、総督府は人材不足に悩まされていた。そこで、正規ではないものの、水準を満たしている能力を持つハンター予備軍達に、臨時のライセンスを発行しラグオルの調査隊へと加えることを決定。
          そして、カズキもラグオルへと降りることとなった。

          そして、彼は、そこで自らが憧れる「英雄」の声に導かれ、星の奥へと進んでいくこととなる。
          しかし、彼は、まだ、そこで自らが何を目にするかを、知る由はない。


          ☆特性(5段階評価 ※実際のレベルとは関係せず)
          基礎能力:★★★
          行動力 :★★★★★
          判断力 :★★
          知識  :★
          協調性 :★★★
          人脈  :★

          成長性 :★★★★★
          純粋さ :★★★★
          自己把握:★


          「どうしても、行くのかね?」
          その大男が、カズキに向かってそう尋ねた。
          「君の力ならば、我が組織はいつでも歓迎する。さらなる可能性があるからといって、さらなる危険に自ら飛び込むこともあるまい?」
          しかし、彼のそんな言葉に、カズキは静かに首を振った。
          「駄目だよ。僕は、約束したんだ。強くなるって。必ず・・・強くなるって。」
          そして、彼は、大男に背を向ける。
          後ろを向いたまま、彼は少しだけ手を振り、そのまま歩き出した。

          「それにね・・・追いつきたい背中が・・・あるんだ。」


          =====================================================================

          追記。

          生まれの地での表記で記すならば、彼の名は、立花和輝。
          東方の小さな国の、静かな交易都市の生まれである。

          家族構成は母と妹。
          母の名は鈴奈(スズナ)。温和だが芯の強い性格。街の片隅で編み物屋を営んでいる。
          妹の名は香澄(カスミ)。活発な和輝とは対照的に、引っ込み思案で寡黙な文学少女。

          父はすでに他界している。
          名は正司(セイジ)。正義感の強さと理想の高さだけは人一倍な、実力の伴わない二流ハンターだった。
          彼の不幸は、息子のようなハンターの才能が無かったことだろう。
          小さな街で、小物な殺人犯を追い、戦闘行為に至った後に、敗北し殺された。
          なんとも、味気ない最期だった。

          母と妹は、カズキがハンターになることを制止していた。
          それでも彼が去ってしまった時には・・・
          母は、「やっぱりこうなってしまったか」とどこか諦めた。妹は「お兄ちゃんに置いてしかれてしまった」と泣きじゃくった。
          この二人は、今でも本星にいて、和輝がパイオニア2に搭乗したことを、未だ知らない。



          ある時、和輝は、アルヴァと名乗る男と、リーゼと名乗る女と出会った。
          彼らは、かつての正司の仲間であると口にした。
          そして、和輝は、彼らから一振りの刀を受け取った。なんでも、父の形見であるらしい、とか。

          それは、アギトという伝説の刀を模倣した型の名刀だった。
          非常によくできている。こうした、オリジナルにも等しいほどに非常に出来のよいものは、「オロチ」と呼ばれているらしい。
          その刀には、もうひとつ、個体としての名もつけられていた。

          ――・・・夢幻秋桜。

          これを打った刀匠ののつけた銘か、それとも、これまでにこれを手にしてきた人間がつけた愛称か。少なくとも、父にはこのような名前をつけるセンスなどは存在しなかったはずである。
          そして、その大気をも切り裂く強烈な刃は、父のような二流ハンターが普通に手にするようなものではなかった。

          これは本当に父の物なのか?
          父はどうやってこれを手にしたのか?

          ひとまず、和輝は、この刀を持ち歩いてみることにした。
          おっかなびっくり振ってみる。
          刀の使い方など、分からなかったけど、とりあえず、使い方の基礎だけは、ヴォルバドスというハンターから教わってみた。
          飾り程度に使えれば、それでも良かった。
          どうせ、普段の自分は、大剣を握っているのだし。



          ――これを握ってみれば・・・父が見ていた世界を、見ることが出来るだろうか?


      [927] Hestia 〜小さな魔法使い

      記事引用返信

        ・投稿者/ 魅神 -(2005/11/13(Sun) 21:15:59)
        ・U R L/

          = キャラクターネーム:Hestia =

          ヘスティア=スノウ(親しい人からは、ヘティ、ティアなどと呼ばれる)
          年齢は不明。クラスはフォニュエール。
          所属は「カゲノタミ」。
          薄紫の綺麗な髪に、真っ白な肌と、白い服。幼いながらも、綺麗と思わせる外見。


          「あなたに問います。あなたの名は、「ヘスティア=ウィルズ」ですか?」


          彼女は、かなり特殊な存在である。
          彼女は、かつて、認識不明として、ラグオルの森で保護された少女だった。彼女は記憶を失っており、その所属や出自すら分からなかった。
          その後、彼女は、大きな事件に巻き込まれる。
          そして、彼女は、知ることとなった。自らの、その余りにも通常とは異なる存在を。
          彼女は、パイオニア1で「製造」されたニューマンだった。それも、ある特殊な目的で、ある特殊な能力を持って。
          その能力とは・・・ひとつの肉体に、複数の精神を宿すことが出来る能力。そして、その製造者は、その能力をもってして、ラグオルに潜む精神体を捕獲しようと考えた。
          しかし、それは、実行する間もなく、パイオニア1はラグオルの闇に飲まれることとなる。
          そして、彼女は・・・死んだ。
          しかし、彼女のその能力は、死しても失われることはなく、本来の目的とは違った精神体を補足することとなった。
          それは、彼方より「限りある時」を求め、力の波動に導かれ、ラグオルに迷い込んだ、宇宙を旅する精神生命体だった。
          その精神体の名は、ヘスティア=ウィルズ。しかし、その存在は、肉体を得ると同時に、能力の反作用で記憶を失うこととなった。
          そして、その後・・・彼女は、その事件の中で、自らの本質であるその精神体の一部を砕かれた。
          それにより、彼女は再び、「記憶」という精神を失い、その欠片はラグオルやパイオニア2のあちこちに、あるものは物質として、あるものは亜生命として、またあるものは現象として飛び散った。
          彼女は、今、何も持たず、たったひとりで、その欠片達を探し、彷徨っている。

          取り戻したいくつかの欠片より、彼女は知った。その自らの体の本来の名を。
          今の自分は、最早「ヘスティア=ウィルズ」ではありえない。
          ならば、その本来の名「スノウホワイト」の一部を借り受け、名乗る。
          私の名は・・・「ヘスティア=スノウ」。


          ☆特性(5段階評価)
          基礎能力:★★
          行動力 :★
          判断力 :★
          知識  :★★★★
          協調性 :★★★
          人脈  :★

          潜在能力:★★★★★
          自己犠牲:★★★★★
          思い込み:★★★★


          「せっかく、お友達になれたんだけどね。ごめん、私は、思い出しちゃった。」
          目の前の少女は、ヘスティアを前に寂しく笑った。
          「私には、もうひとつ、本当の名前があったんだ。」
          そして、彼女は、こう続けた。
          「私は・・・「ヘスティア=ウィルズ」。そういう名前だったの。」
          寂しく笑った彼女は、その体が淡く光り、少しずつ消え薄れていく。
          「だから、私という存在、貴方に、返すね。」
          そんな彼女に、ヘスティアは、泣きながら擦り寄った。
          「ごめんなさい・・・。ごめんなさいしか言えないのも・・・ごめんなさい。」
          「ありがとう。私は、満足してるよ。」
          そして、そう言い残すと・・・彼女は、仄かな光となって、彼女の中へと消えうせた。

          「私は・・・身勝手です。自分を取り戻す度に・・・目の前から・・・何かを消しているんですから・・・」


      [928] Ruth 〜解けない迷宮

      記事引用返信

        ・投稿者/ 魅神 -(2005/11/13(Sun) 21:16:41)
        ・U R L/

          = キャラクターネーム:Ruth =

          ラス=マールズ
          年齢は21。クラスはフォーマー。
          所属は「マールズエンタープライズ」。
          黒衣に長い青白い髪。長身で金色の瞳が印象的。


          「役立たずは役立たずに過ぎん。だから、俺は強くなる必要がある。」


          テクニック、及び、それ関連のツールの製造・操作で名の高い、マールズエンタープライズの会長の次男。
          彼の家は、古くからの学問とフォースの名門でもある。
          しかし、彼は、家を継ぐ役目を持つ長男と違い、「スペア」であり、「本来必要のない存在」であった。
          よって彼は、幼い頃より、誰にも必要とされない、孤独な生活を送ってきた。
          そんな彼に与えられた存在意義はただひとつ。「役立つ存在」であることのみ。幸いにして、彼には学術と、少々のテクニックの素質があった。
          強くなければ、居ても居なくても同じ、どうでも良い存在。それが、彼に与えられている記号。
          だから、彼は、強くある必要があった。どれだけ強いかが、彼自身の存在価値でもあった。
          そして、彼は、フォースとなる。
          レオのフォースアカデミーを第2席で卒業。
          理論によるテクニック展開と、その応用理論により運用する武具の数々。それらを武器とし、フォースとしてハンターギルドに登録。
          しかしそれは、更なる力を得る場所を求めてのもので、ギルドに彼の目的が在ってのものではなかった。
          強くあり、常勝を自らに求め続け・・・
          しかし・・・彼は・・・

          とあるギルドの依頼で、目標を巡って、とあるハンターと対峙した。
          そして、彼は、そのハンターに、「決闘」開始1秒で敗北した。
          そのティニー=ミスキスというハンターの罠により、敗れ去った。


          ☆特性(5段階評価)
          基礎能力:★★★★
          行動力 :★★★★★
          判断力 :★★★
          知識  :★★★★★
          協調性 :★
          人脈  :★★

          状況対応:★
          プライド:★★★★★
          他者理解:★


          ラスは、床に倒れながら、彼を見下ろしているその女ハンターを睨み付ける。
          彼女は、そんなラスを、余裕を持った、猫のような笑みで受け流した。
          「ふふ、勝ちは勝ち、負けは負けよ?」
          しかし、そんな悪戯な含みを篭められた言葉で、ラスが頷くはずもない。
          「認めんぞ・・・そのような騙まし討ちで、勝ったと思うな・・・」
          「あら・・・だけど、現実として、貴方は今ここに倒れてるじゃない。」
          彼女は、目標のデータディスクを手にしながら、無邪気に笑ってみせた。
          「それに、私は、そんな勝ち負けになんて興味ないもの。目的も達成できたしね♪」
          そして、彼女は、そのまま彼に背中を見せて歩き出した。
          「それじゃ、巡り合わせがあれば、また逢いましょ♪」
          その彼女の背中に、ラスは、力一杯叫んで見せた。

          「認めん・・・認めんぞ!戦えば・・・俺が、勝っていたはずだ!」


      [929] LaLa 〜鋼鉄色の天使の箱庭

      記事引用返信

        ・投稿者/ 魅神 -(2006/01/25(Wed) 00:29:16)
        ・U R L/

          = キャラクターネーム:LaLa =

          ララ(正式名称なし)
          製造されてより1年以内。クラスはレイキャシール。
          所属は総督府ラグオル調査隊。
          小柄なボディにポニーテル。ピンク色のカラーリング。


          「それでもね・・・ボクは、この世界で生きてみたいんだ!」


          ある研究機関が、とある高性能なAIを模造したもの。
          そのオリジナルのAIがボディとして使っていたモデルを基盤に高い戦闘力を持つボディを造り、その模造AIにそのボディを与えた。
          そして造られたのが、彼女である。
          試作品である彼女には、名前が与えられていなかった。
          造られた彼女は、以前にその研究機関から脱走した実験体「コピーキャット」の追跡及び処分という命令により運用された。
          しかし、そこで、トラブルが発生する。
          彼女のAIのオリジナルの持つところの、感情や思考といった部分が、彼女に不完全且つ不安定な形で受け継がれたいたのだ。
          そして彼女は・・・運用中に・・・暴走した。
          運用に立ち会った研究員が、たまたま通りすがった一般人が、暴走した彼女を処分しようと迫った執行人が、その暴走した力により・・・一命は取り留めたものの、酷い重症を負った。
          その暴走は、ティニーという名のハンターの手により鎮圧されたが、そのハンターにより保護された彼女は・・・自分が、何をしたかを知ってしまった。
          そして、「人と関わると人を傷つけてしまう」と学習した彼女は、独り人知れず、街の片隅の影の中へと消えていった。
          しかし、その後、彼女は人と関わってしまった。
          その少年、カズキは、屈託の無い笑顔で、偶然見つけた彼女に手を差し伸べた。

          そして、彼女は、自覚してしまう。自らに、「心」があるということを。
          カズキより名を貰った瞬間、彼女は、本当の意味で自由を得た。
          彼女は・・・この世界を、好きになってしまった。


          ☆特性(5段階評価)
          基礎能力:★★★★★
          行動力 :★★★
          判断力 :★★
          知識  :★
          協調性 :★★★★
          人脈  :★★

          潜在能力:★★★★
          感情表現:★★★★★
          安定性 :★


          そのアンドロイドの女性は、そんな彼女に向かって、呆れるように言った。
          「貴女は、何故ハンターズなどになったのですか。」
          その言葉に、ララは、子供のような仕草で首を傾げた。
          「私は、使命のためにハンターズになりました。この使命を果たすまでは、私は他の何にも構っている余裕はありません。しかし・・・」
          そこで少し間を置くと、彼女は睨むようにララを見据えると、声を荒げてこう言った。
          「貴女の行動は、あまりにも支離滅裂すぎる!貴女には、主義も使命もないのですか!?」
          その言葉に、ララは答える。
          「わかんないよ〜。ボクは何か目的あってここにきたわけじゃないし☆」
          でも、彼女は、こうも付け加えた。

          「あ、でもね?やりたいことは、無限にあるよ♪」

          =====================================================================

          追記。

          R-ta弐式Maria4のバッドコピー。
          それが彼女。
          オリジナルが、自らの簡易家庭作業用量産AIの回路では処理しきれないほどの精神性を、ギアという自己防衛能力を身に着けることで守っていたように、彼女も高い精神性をギアによって抑えている。

          ギア・・・思考の回路を短絡化・抑制することにより、処理量を押さえ込む能力であり・・・一見すると、他者には彼女が状況に併せて適した人格を引き出すことが出来る優秀な存在に見えるが・・・決して、プラス側の能力ではない。
          オリジナルのマリアの場合、「エンジェル」という全解放の状態から、「キティ」と「バード」という2つのギアに分岐されていたが・・・ララの場合、4つのギアに分岐している。

          ギア1は、感情を司る。普段は、よほどのことがない限りは、彼女はこの状態で自らに「ロック」をかけている。
          ギア2は、理性を司る。計算や分析、理解等にも、優れている。
          ギア3は、感覚を司る。知覚能力は勿論、勘などもこのギアの役目。
          ギア4は、知識を司る。彼女の得た知識の多くは、このギアが保管する。

          彼女が普段ギア1でいることには、意味がある。
          それは・・・この、ギアという能力の「厄介さ」にある。
          むしろ、このギアという能力は、彼女に弱点や欠陥こそもたらすものの、何も利点などを与えてはいない。

          分岐・・・というのは、即ち、本来の総体より、ある側面側面を切り分けているだけであり・・・

          ――決して、特定のギアが、元の総体より司る能力が高くなるわけではないのだ。

          例えば、ギア2の状態でいる場合、彼女は本来の理性を取り戻す・・・しかし、代償として、感情・感覚・知識は、活動するための必要最低限しか持ち合わせることが出来なくなってしまう、ということなのだ。
          そして、何らかの行動を起こす時には、「動機」が必要であり、「動機」とは、「〜〜〜をやりたい」という感情より得られるものである。

          つまり・・・
          目の前の状況を解決する、という以外の目的を・・・
          ギア1以外のギアでは、得ることが出来ないのである。

          そして・・・ギア1〜4の総体・・・ギア0。
          それは、彼女にとっては禁忌である。
          バッドコピーである彼女のAIでは、オリジナルが15分のみ「エンジェリックギア」を発動可能としていたのに対し、ギア0に変更した途端に、全ての思考を失い、暴走する。
          下手にギアを普段から切り替えていると、ギア同士の境界が、曖昧になる。そして、それは、ギア0の無意識発動に結びつく・・・そのためにも、彼女は、ギアを切り替えることを、あまり良しとはしていない。

          そして・・・



          ――・・・何よりも、「世界を好きになった」というのは、他ならぬ、感情によるものなのだから・・・



          だから、彼女は、ギア1を自らの「デフォルト」と称する。
          それが、彼女が、自らの心を自覚した・・・つまり、彼女がこの世界に本当の意味で「生誕」した瞬間に、入っていたギアの番号なのだから・・・



          ララ、とは、カズキが最初にこの少女を見つけた時、彼女が綺麗な歌を歌っていたことに所以する。
          街角の薄暗がりの中で、野良の猫たちに囲まれながら、彼女は、静かに歌っていた。

          LaLaLa......


      [930] Axl 〜歪みの報復

      記事引用返信

        ・投稿者/ 魅神 -(2005/11/13(Sun) 21:18:19)
        ・U R L/

          = キャラクターネーム:Axl =

          コード:アクセル
          確か、27歳だったはず。クラスはヒューキャスト。
          所属は「ネメシス」。
          緑を基調とした迷彩に近いカラーリング。センサーふたつのヘッドタイプ。


          「この暗い衝動だけが・・・俺が人間だったってことを、思い出させてくれる!」


          彼は、かつては人間だった。確か、そうだったはずだ。
          プログラム「デウス・エクス・マキナ」、それが、彼を巻き込んだ計画の名前だった。
          現在、多くの軍事兵器や軍事アンドロイドは、オストとモンタギューの考案した特殊なAIが使われている。そして、それを利用した軍部の覇権掌握の計画までも存在する。
          しかし、オストとモンタギューはあくまでも外部の、ラボの人間であり、そんな人間が実権を握ることを面白く思わない軍部内部の研究部も多く存在した。
          プログラム「デウス・エクス・マキナ」。それは、そんな軍部のとある研究部が考案したシステムである。
          それは、現在主流で使われているAIに頼らない、新たな兵器運用のシステムだった。
          その内容とは・・・現役の兵士の脳をデバイス化し、それを直接兵器内に組み込むことで、それらを管轄するという、悪魔のような計画だった。
          そして、とある演習中の事故により重傷を負った兵士を密かに「回収」し、その試験体として、脳だけを生きたまま取り出し、作り上げた義骸に直接組み込んだ。
          そして造られた試験機は、「コード:アクセル」と名づけられた。
          しかし、そこで、その悪魔のような所業を、宙軍大佐セオドア=レクレアに嗅ぎ付けられる。
          大佐は、証拠を掴むことは結局出来ず、その研究部を粛清することは不可能に終わったが、しかし、密かにローズマリー=ステイシアという部下を遣わし、彼を研究部より脱出させる。
          こうして、「コード:アクセル」は野に下った。
          現在、潜伏と資金繰りのためにハンターズに入り込んでいるが、その裏では・・・彼は、誓っている。
          自分をこのような体にした・・・軍部・・・その全てへの、復讐を。

          軍部を憎んでいることから、自分が人間であったことを思い出せる。
          そうでもなければ、確実に、自分が誰であったのかも忘れてしまう。
          最早・・・自分がどんな名だったのかすら、彼は思い出せない。


          ☆特性(5段階評価)
          基礎能力:★★★★
          行動力 :★★★
          判断力 :★★★
          知識  :★★★
          協調性 :★★
          人脈  :★★

          理性  :★★
          勇猛さ :★★★★
          安定性 :★★


          「さて、これで貴公は自由だ。」
          その髪を逆立てたスコープの女は、唐突に振り返ると、そう告げた。
          その言葉に対し、アクセルは・・・たったひとつ、純粋な疑問を述べる。
          「何故・・・俺を助けやがった?」
          問いに対し、女は口元を歪めながら肩をすくめてみせた。
          「まるで、助けてはいけなかったような口ぶりだな。」
          「俺は・・・もう、元の俺には戻れねぇんだ・・・」
          アクセルは、そんな自分が、こんな街中に再び立っていることが、世界の中の歪みとしか思えない。
          今更、この光の中に連れ出されても、自分の戻る場所は・・・もう、ないのだ。
          「・・・だが、貴公はすでにここにいる。何をするかは、貴公の思う通りにすればよい。」
          女のその言葉に、アクセルに、ひとつの暗い衝動を自覚した。
          ・・・俺のやりたいことは・・・
          「奴らは・・・俺をこんな姿にしやがった・・・が・・・ひとつだけ、感謝しなければならねぇな・・・」

          「奴らは・・・俺に、ひとつの目的を与えてくれた!」


      [931] ミサガ=D 〜貴方に黒の祝福を

      記事引用返信

        ・投稿者/ 魅神 -(2005/11/13(Sun) 21:18:49)
        ・U R L/

          = キャラクターネーム:ミサガ=D =

          ミサガ=D=キサラギ
          年齢は不明。クラスはフォニューム。
          所属は「ネメシス」。
          灰色の髪、目元に星のタトゥー。常にサングラスで目を覆う。


          「ゲームはゲームに過ぎませんよ。確かにそのチップは貴方の命ですがね。」


          彼の持つ経歴は異常なものである。
          ブラックペーパー、軍部、総督府、生態工学研究所、パイオニア2ラボ…
          様々な組織において、かなり上位に位置する地位を手にしては、その組織を一方的に抜けている。
          そして、それより昔の彼が何処で何をしていたのかを知る者は誰も居ない。
          正体不明、この言葉が彼以上に相応しい人物はそう滅多に居ないだろう。
          彼には、純粋にして単純な目的があった。
          それは、「自らが唯一絶対の存在になること」。
          彼は考えた。どのような偉業を成し遂げようと、全く同じことを後世に行う者が現われるとも知れない。
          そして、彼は結論を出す。
          創造はふたつの存在が共存できるが・・・絶対の破壊は、唯一の存在でしかありえない、と。
          そして彼は・・・・・・冷静に、明晰に、狂った。
          手段のために目的は選ばない、彼はそんな人物と成り果てていた。
          そんな彼は、ある時、彼が創立したひとつの組織を率いて、ある大きな事件を起こした。
          チタニアという名のシップを全て巻き込んだその事件は、数多くのハンター達の手により阻止された。
          一見完全に砕かれたように思われた彼の野心は、しかし、確実に大きくなりつつあった。
          手ごたえはあった。
          障害だったふたつの組織を潰し合わせることが出来た。うろちょろと目障りだった「アイシィドール・ナル」を始末した。厄介者だったあの闇医者に深手を負わせ、退けた。鍵のひとつである「ヘスティア=ウィルズ」の一部を砕くことに成功した。
          そして、何よりも、結果的に鍵となった、あの「失敗作」の有用性を確認できた。

          組織を失った彼は、現在ハンターズギルドに潜伏している。
          鍵は揃いつつある。
          慌てることはない。今は、ひとまずゲームを楽しもう。


          ☆特性(5段階評価)
          基礎能力:★
          行動力 :★
          判断力 :★★★★★
          知識  :★★★★★
          協調性 :★
          人脈  :★★★★★

          倫理観念:★
          野心  :★★★★★
          誇大妄想:★★★★★


          ミサガは、そのサングラスの前に現われた黒衣の少女を見つめた。
          そして、その口元を、左右非対称に歪ませ笑った。
          「反体制組織コスモスの残党ですか。」
          「・・・私はそこまで大層なものではない。だが、彼らは確かに私の「仲間」だった。」
          「・・・ふむ、それで、それが私に何の用ですかね?「最後の魔女」さん。」
          そんなミサガの含み笑いに、その少女は激昂した。
          「とぼけるか!?貴様だけは・・・」
          「殺してやる。」
          少女の言葉の続きを引き取り、ミサガはそれを口にして、さも愉快そうにさらに口元を歪ませる。
          「・・・と、でも?」
          そのミサガの異常な笑みに、少女は咄嗟に、その両端が星で模られている小さな杖を構えて飛び退いた。
          そして、その少女に対し、ミサガは、告げた。

          「私を敵に回すのですか?賢明とは言えませんねぇ・・・くっくっく。」


      [932] ティニー 〜仔猫と翼と風の音色と

      記事引用返信

        ・投稿者/ 魅神 -(2005/11/13(Sun) 21:19:21)
        ・U R L/

          = キャラクターネーム:ティニー =

          ティニー=ミスキス
          年齢は18。クラスはハニュエール。
          所属は「ロストガーデン」。
          青がかった黒髪に蒼い瞳。抜群のプロポーションを誇る。


          「「自由の翼」?違うわ。今の私は、「西風の渡り鳥」。」


          少し前に、一流のハンターとして名を馳せた少女。
          戦闘能力や運動能力はそれほどでもないが、その任務遂行能力は中々に優秀なものである。
          そして、その正体は、ギルド評議会直属の特務ハンター。
          そして・・・その裏で、現体制への反逆と復讐を企てていた、過去の悲劇に囚われていた少女でもある。
          「失敗作」の永久機関「風」を携え、裏組織「ウィングス」を創立し、彼女の言う「腐った世界」、それに対抗すべく「希望」を築き上げようとした。
          しかし、そんな彼女は、仇敵ミサガ=D=キサラギとの抗争の中で、相打ちとなり死亡した。
          ・・・はずだった。
          しかし、実際には死んでいなかった。
          死亡が確認されていたはずの彼女は、実は密かに、ある者によりその命を救われていたのだった。
          そして、生き延びた彼女は・・・まるで、全ての疲れたかのように、あらゆる活動を停止していた。
          それからしばらくし、ハンターズギルドに、「ティニー=ミスキス」という名が登録された。
          過去の同じ名とは全く切り離された、一人の一般のハンターとして。
          気づく者だけが、彼女が「彼女」と同一人物だと気づくだけだった。
          彼女は今・・・ただの傍観者としてここにいる。
          まるで、自らの心の傷を癒すために。
          この世界の中に、救いの物語を捜し求めるように。
          「自由の翼」という名は捨てた。今の私は、「西風の渡り鳥」。
          西より吹く優しい風に身を任せ、気の向くままに空を渡る、小さな翼。

          過去に疲れ、全てを捨てたと彼女は言う。
          しかし、それでも彼女は気づいている。
          過去は消せないと、気づきながらも目を背けている。
          その左手には、未だにあの「禁忌」を所有しているというのに・・・


          ☆特性(5段階評価)
          基礎能力:★★
          行動力 :★★★★★
          判断力 :★★★★
          知識  :★★★★★
          協調性 :★★
          人脈  :★★★★

          状況対応:★★★★
          器用さ :★★★★★
          精神安定:★★


          街灯の下に、長い髪を肩口で切りそろえた青年が佇んでいた。
          彼女は、それに気づくが、何事も無かったように通り過ぎようとする。
          しかし、通り過ぎた彼女の背中を、その青年は呼び止めた。
          「何処へ行く気だ?」
          「・・・何処かへ。」
          彼の問いに、ティニーはそう端的に返した。
          そんな彼女に青年は舌打ちをし、次の問いを述べる。
          「言い方を変えるぜ。何時までそうしてる気だ?」
          「・・・ずっとよ。これからもずっと。」
          ティニーは、そこで漸く振り返った。
          振り返った彼女に対し、青年は静かに言う。
          「人には散々戻れと言っていたくせに、自分までもが消えていくのか?てめぇは・・・」
          「あら、貴方も、フィンも、それに・・・ミブキも。もう、誰も戻らないんでしょう?なら、私が廃墟の秘密基地を守る必要性は何処にも無いわ。」
          彼女は、そう言いながら、少し寂しそうな瞳を見せた。
          今にも崩れ落ちそうな笑顔で、彼女は、もう一言だけ、その場に残した。

          「もう、「今の私」は、「昔のぼく」ではありえないのよ・・・それだけのことよ。」


      [936] 蛇足 〜キャラのこと

      記事引用返信

        ・投稿者/ 魅神 -(2005/09/07(Wed) 20:39:51)
        ・U R L/

          ブルーバーストでは、1アカウント4キャラということで、自分は2アカウント限界だろうと、8キャラに絞るのに悩みました。
          昔がメモリの数だけ無尽蔵だっただけに、キャラ数に物足りなさを感じてしまうのは私だけでしょうか?
          まぁ、ひとまず、最初に決めたのは、1クラス1キャラクターまで、ということですね。
          その後、12クラス中、どのクラスを「使わないか」に悩みました。
          そして、最終的に現在のキャラクター達に納まりました。

          それぞれのクラスについて。

          ★ヒューマー(カズキ)
          うちのキャラ達は、その全てをまとめてひとつの物語な感覚で設定していっていますが、そこでまず悩んだのが、このクラスを主人公として作るかどうかでした。
          結果として、ブルーバーストでは、DCの頃のような暗い背景ではなく、単純で真っ直ぐで救いのある形で行こうと考えまして。
          そこで選ばれたのが、少年誌的成長型主人公のカズキでした。
          ちなみに彼は、DCの頃のチャレンジ・バトル専用キャラでもありました(だから、実地経験の無い見習いという設定です)。
          カズキ自体のコンセプトは、真っ直ぐで純粋だけど、格好よさの本当の意味にまだ気づいていないまま格好よさに憧れている、という「まだ痛みを知らない少年」です。
          強いことに憧れている、でも、何故憧れているのかが分からない、という。
          プレイヤーとしては、彼は、特殊な生まれでもなく、何か強い能力があるわけでもない、憧れだけで歩いている何の力もない少年、というところが彼の魅力だと思っています。

          ★ハニュエール(ティニー)
          DCの頃、主人公のひとりとしていたティニーです。
          彼女はDCで長く使っていただけに、かなり入り組んだ複雑且つ特殊な設定と成り果てていたので、正直復活させるかは悩みました。
          しかし、プレイヤーの彼女に対する思い入れは半端では無かったらしく、結局復活してしまいました。
          それで、先述の通り、ブルーバーストでは救いのある話にしたかったので、彼女には、過去に囚われるのではなく、新しい自分の居場所を探しているという姿を与えてみました。
          彼女は彼女に過ぎないため、過去から逃れることは出来ない。しかし、それでも、彼女の新しい翼は、北より吹く風ではなく、西より吹く風を求め、誰かに、何かに、許してもらえることを求めている、という少女です。

          ★ヒューキャスト(アクセル)
          レンジャーでレイマールとレイキャシールを作りたかったので、男のロボはハンターにしました。
          まずはこのクラスを作ろう!という意志だけからはじめたので、どんな奴を作るかでかなり悩みました。
          ヒューキャストって、私の中のイメージでは、機械機械したキャラクターではないのですよね。ある意味では、人間以上に人間らしさと人間臭さを持っているような感じで。
          そこで生まれたイメージが、人間の心を残しながらも、人間であることを捨ててしまった男、というものです。
          それで浮かんだ案はふたつ。ひとつは信念のため力を求め人間をやめた勧善懲悪のマスクのヒーロー。もうひとつが自らが望まず人であることを止めさせられ、人に戻ろうとする反逆の徒。
          救いのある話を!ということで、前者にしようかとも思いましたが、ここでふと、「皆全員が真っ直ぐに希望を持っていたら、それは最早有触れたもので希望ではなくなる」と思い立ち、ならば負の動機を持つ者も幾らか混ぜようということで、彼が生まれました。
          ちなみに、設定のイメージの元ネタは、フロントミッション1のバイオデバイスです。

          ★レイマール(ローゼス)
          このクラスを選んだ理由は、ずばり、「ハンドガンのモーションが格好よかったから」です。使ってみると、あのモーション、物凄く強くて驚きました。
          そして、あの、スコープで目を覆い、仕官服の女性なのに髪を逆立てているという、あの「良い意味で反抗的」な髪型に惚れ、そしてローゼスが誕生しました。
          容姿からキャラクターのイメージを起こしたキャラクターです。
          まず、軍服(?)なんだから、元軍なんだろう、と。そして、その特異な髪型から、きっと他人から何を言われようと譲れない何か信念のようなものを持っているのだろう、と。
          結果、自らが求める正義故に、それを見出せなかった軍部を離反した、という、そのまんまな奴になりました(笑)
          自らの信念を貫き通すような格好良い奴なら、きっとそれは格好良い信念なんだろう、と。結果、弱きを助け悪を挫く、負けない、諦めない、倒れない、そんなヒロイズムな理想を持つ奴になりました。
          名前も、そんなイメージでつけました。

          ★レイキャシール(ララ)
          ブルーバーストで、最初に作りたかったキャラクターです。もう、ゲームを始める前から、その姿も名前も決まっていました。
          彼女のコンセプトは、DCの頃のうちのキャラクターである、マリアの「出来損ない」です。
          マリアは、様々なものを持っており、そして、特殊な「ギア」という能力を持つが故、色んな人を求め、色んな人から求められていた、というキャラクターでした。
          しかし、ララは、何も持っておらず、誰にも必要とされず、「ギア」はただの暴走するだけのバグプログラムでしかなく、目的すら何も持っていません。
          彼女は、マリアのもうひとつの姿です。
          マリアは、多くの人に守られていたからこそ、孤独を恐れました。しかし、ララは、初めから孤独故に、孤独という言葉すら知りません。
          そして、それ故に、彼女は何もかもを求めています。
          プレイヤーも、彼女がどような成長を遂げるのかが分かりません。

          ★フォーマー(ラス)
          DCの頃からやりたかったクラスです。このクラスは絶対作ると決めていました。
          ヒューマーとは正反対なイメージの人間の青年で、まさに主人公の対抗枠が似合う、と勝手に思い込んでいました(笑)
          そのため、作られた彼、ラスも、イメージは完全にカズキの正反対です。
          カズキは憧れや希望から強くなることを望んでいますが、ラスはその逆で、諦めや絶望から強くならなければならないと思い込んでいるキャラクターです。
          コンセプトは歪んだエリート。
          主人公を下らない存在と見下し、自分の環境だけが自分を取り巻く世界だと思い込んだ存在です。
          愛されていない故に、愛することを知らず、必要とされていない故に、必要とすることを知らない。
          彼はそんな歪んだ男です。

          ★フォニューム(ミサガ)
          悪役です。
          DCの頃からのうちの悪役です。
          物語には悪役が必要であり、魅力的な悪役がいるからこそ、主人公達は主人公になれる、というのが私の持論です。
          悪役にもいくつか種類があり、信念を持つ奴、同情に値する奴、思い違いをした奴、いろいろ居ますが・・・ミサガは、どうしようもない奴です。
          大した信念があるわけでもなく、同情する余地もなく、彼を狂わせた想いもありません。
          彼は、良いところが何もないから悪い奴なのです。
          しかし、そんな倒さなければならない奴がいるからこそ、それを倒そうとする者は「良い奴」になれるのです。
          如いて言うならば、悪役であることが彼の唯一にして絶対の「良いところ」です。

          ★フォニュエール(ヘスティア)
          彼女も、DCの頃のキャラクターです。この子も復活させるべきかどうか最後まで悩みましたが、矢張り思い入れ故に復活させました。
          それに、この子は、DCの時に組み上げていた話で、最後の最後まで全く報われない子だったので、それではあまりにも可哀想だと、復活戦のような形で登場させました。
          最初、彼女のコンセプトは、「何も知らない故に何もかもを恐れている少女」でした。
          しかし、今の彼女は「自分が本当は自分では無かったこと」を知りました。
          今でも、何かを恐れ怯え、震えながら歩いているというのには変わりません。
          彼女が今怯えていることは、「自分などというものが存在しないこと」です。
          だから、今の彼女は、「確かに自分が居ること」を望み、「かつて自分だったもの」を探しています。
          漸く旅立つことの出来た少女、それが今の彼女のコンセプトです。


      [940] うちの脳内の組織とかのお話。

      記事引用返信

        ・投稿者/ 魅神 -(2005/11/13(Sun) 21:22:45)
        ・U R L/

          なんだか微妙に知りたがってた人がいたので、テキトに上げます。
          まぁ、なんていうか、「裏設定」みたいなものなんで、興味なければ流しといてください。
          蛇足とも言う。




          ☆自由連盟「ウィングス」
          マスター:ティニー=ミスキス
          規模:小規模

               それは「自由」だと”あの子”は言うけど
               そんな言葉は、「神」にも等しくないかしら?

                         ――”緑髪の騎士”マチルダ=クリスティ

          世界の柵を嫌い、どの勢力にも属することを嫌ったハンター達の自由組織。
          「新たなハンターズギルド」と進展することを目的とする。
          マスターは創立時17歳だった少女。
          その若さ故の理想を求めて、「自由」を謳い文句として掲げた。
          主に、若年のハンターズで構成された組織で、体制に拘る旧世代を嫌う。
          しかし、その組織は、現体制の暗黒面を具体化したような集団「クエスターズ」を仇敵とし対峙、その中でマスターが死亡した。
          マスターのスタンドプレイで成立していた小規模の組織である故、その後、中核を失い自然消滅した。
          ただ・・・そのマスターである少女が、密かに生き延びているという情報も存在する。




          ☆治外都市「ロストガーデン」
          マスター:マザー・マリア
          規模:大規模

               この場所には、俺の求める全てがある。
               その代わりに、何もない。

                         ――”千銃公”ミルジュ=アガルタ

          外から遮断された機械仕掛けの街。
          街の全てが、レトロな機械と、独立したネットワークで成立している。
          マザー・マリアと名乗る大富豪が、街をひとつ丸ごと買い取り、作り上げた街。
          世界のどの国にも所属せず永久中立を宣言した独立都市。
          何かの理由で他の国で暮らせなくなった者や、元居た場所で市民権を剥奪された者、自分の国を捨て行く宛を見つけれない者、そんな者たちが集まった街。
          来る者は拒まず、出る者も引き止めない。
          この街には、法は存在せず、代わり、法に束縛されることはない。
          かといって、荒れくれた無秩序の街ではない。
          むしろ、訪れる者には、まるで治安の整った平和な街に見えるだろう。
          そこには、無秩序を掲げる者には、無秩序によって裁かれるという、確固たる暗黙の律が存在するからである。
          そして、この街は、パイオニア計画に便乗し、パイオニア2と共に、街が丸ごとひとつシップとなり、新天地を求めて旅立った。
          無論、パイオニア2と共にいるからといって、そこには総督府による権限は及ばない、不可侵の船である。
          その機械仕掛けの船は6層からなり、6割のガラクタと、2割の居住区、1割のシステム管轄部、そして、残る誰も知らない謎の1割から構成されている。




          ☆救済結社「白のアリア」
          マスター:リリア=テラスノウ
          規模:中規模

               確かに、これは、偽善と虚偽かもしれません。
               それでも、それを信じる者がいるなら、私はそれを守りたい。

                         ――”ヴェスタ・ハート”サラサ=ミブキ

          弱者を助け、守ることを目的とした公認結社。
          国境を越えて存在する組織でもある。
          党首もまだ若輩で、組織も新興のものであり、風あたりもよくないが、それでも共感した者達により、確かに活動の手を広げていった。
          虐げられる者に手を差し伸べ、争いの種あればそれを摘み、理不尽な暴力より人を守る。
          そのために、「自衛」の力を身につけた、実力集団でもあった。
          その活動の規模は、小さくは個人への援助から、大きくは戦争の仲裁まで、幅広いものを目指していく。
          そんな中、社会からは”テロリスト”とされる、理想のために犠牲を仕方なしとする組織「コスモス」と対立する。
          そして、その火種を「クエスターズ」に利用され、「白のアリア」と「コスモス」は、互いに潰し合わされその勢力を弱め、結果そこを突かれ共倒れとなった。




          ☆反体制組織「コスモス」
          マスター:アキラ=カガミ
          規模:小規模

               彼らは確かに世界の敵だったのだと思う。
               しかし、彼らは同時に、私の救済者でもあった。

                         ――”最後の魔女”パーシヴァル=レイク

          社会からは”テロリスト”とされていた集団。
          その実質は、現体制からあぶれた歴史の敗者達、出自により忌まわしきとされた日陰の者達、その日を生きる術すら失った絶望者達、そんな者達から構成される「革命組織」でもあった。
          迷走し、日々腐敗していく数多の執政者達を悪とし、絶対的にして唯一の正しき支配者によってのみ、世界の意志は正しく統合される、という理想を持つ。
          マスターである人物は、そんな「力による秩序」を思想として持ち、その思想を否定されレオのフォースアカデミーを放校となった若き天才フォースでもある。
          しかし、「より大きな力」を求める「クエスターズ」と同盟関係になるが、実際にはその「クエスターズ」のマスターに嵌められた形となり、「白のアリア」と共倒れとなった。
          マスターは行方不明となり、残った僅かな残党でその思想を掲げようとするが、世界の前で彼らは余りにも無力なままとなり、ただの「悪」と排されている。




          ☆研究機関「クエスターズ」
          マスター:ミサガ=D=キサラギ
          規模:中規模

               “あれ”は、理想も思想もなく、その手段だけを求めている。
               “あれ”が「悪」で無く、他に何だというのだろうか?

                         ――”ジャンク・ヒーロー”サムライZ

          ひたすらに「高み」を目指す、純粋な研究機関。
          マスターでもある正体不明の自称科学者が、あらゆる場所から技術を盗み、それらをベースとしてさらなる「高み」を目指している。
          その「高み」に関しては、方向性はなく、「より大きな力」という漠然とした目的のを持つ、自らの研究の場を欲した者、より大きな力を欲した者、彼らの持つ技術と叡智を欲した者、「善悪」という概念を持たない、多くの「探求者」達が自らの野望と欲望のためにそこに集った。
          それだけでもなく、彼らの創造する力の恩恵を求め、水面下では個人から国家まで、様々な意思が彼らを支援した。
          そして、ただの研究機関ながら、大きすぎる力を持つまでに至った。
          それでも彼らはその力に満足することなく、さらなる「高み」と、自らの力を試す場を求め続け、手段のためならば目的を選ばないような集団へと成り下がっていく。
          しかし、世界の悪意の集まるこの組織は、数多くの敵を作り、結果、とある事件で打ち滅ぼされた。




          ☆企業「マールズエンタープライズ」
          マスター:クレス=マールズ
          規模:大規模

               叡智と探求を売り渡すっていっても
               そんな曖昧なものに、価値なんてあるのかしら?

                         ――”叡智の書庫”リミ=マールズ

          古くからのフォースと学問の名門、マールズ一門の取仕切るテクニック会社。
          独自の理論で製造されたテクニックディスクは、同名のテクニックの中でも安定性を認められており、フォース達の間で名を知れ渡らせている。
          また、そのテクニックに関する研究・操作は秀でており、数々の応用理論による特殊ツールも開発している。
          ただ、その企業の実権を握っている会長・レドリック=マールズのやり方は強引であり、実際の現社長である彼の長男のクレス=マールズの意見すらほぼ聞き入れない。
          強引なヘッドハンティングや、手段を選ばない運営手法により、同業者からは酷く嫌われている。




          ☆管理衆「カゲノタミ」
          マスター:”ヒカゲ”
          規模:中規模

               この世界は、常にもうひとつの世界が重なっている。
               貴方は、そんな幻想を信じますか?

                         ――”幻想法師”トモ=ユキノセ

          決して表社会に出てくることのない隠密集団。
          その頭領は、先代頭領の指名により引き継がれ、引き継いだ瞬間に”ヒカゲ”という名も受け継ぐ。
          「科学」が浸透し、「マジック」という太古の法則が失われ唯の「オカルト」と成り下がった現在に、それでも失われることの無かった「マジック」の残骸が存在する。
          現在の社会においては、「オカルト」はただの邪魔者であり、「過ぎた存在」であるため、それらを回収・管理、時には破壊することにより、社会のパワーバランスを守っている民。
          「魔術」「陰陽」「風水」をはじめとした、未だ完全に消えることの無かった「マジック」。「神」「異界」「幽霊」といった、人の認識に入り込むことでこの世界に侵食しようとする「アストラル」。
          そして、現在の社会の中では、最早「オカルト」に等しいほどにまで先行してしまった「オーバーテクノロジー」。
          そういったものを「力」とし身につけ、「味方」に引き込み、そして「仇敵」と見なし、「討滅」する。
          また、それらを食い物にして私欲を肥やそうとする者達への制裁も活動のひとつ。
          そして、彼らは今、ラグオルの奥底にある途方もない「オカルト」に迫りつつある。




          ☆犯罪組織「ネメシス」
          マスター:不明
          規模:大規模

               世界にゃ金で買えないものなんざ結局無い。
               つまりは、それだけのことなんだろうよ?

                         ――”裏切り者”グラスシス=ゼネクス

          薬や拳銃は勿論、果ては人間や「殺し」までを商品とする黒の売買組織。
          あらゆる物を取り扱い、この組織より買えない物は無いとまで言われる。
          名目上は犯罪組織とされているが、実際は彼らは、完全な「金の味方」である。
          金を出す者には味方となり、それ以外には敵となる、という至極簡単なシステムの体現。
          しかし、その組織のトップの姿は全く見れず、組織の真相は謎のまま。
          実際には、どのようにして組織され、何を目的とし、どのように事を運んでいるのか、一切謎。
          しかし、「武器」にしろ、「人間」にしろ、果ては「オカルト」に至るまで、ここに来れば手に入るとされている。
          無論、己の欲望や野望を持つ者が、その周囲には多数取り巻いている。


      [946] 最早脳内にしか残っていない(涙)過去のお話とか

      記事引用返信

        ・投稿者/ 魅神 -(2005/11/29(Tue) 16:45:41)
        ・U R L/

          ☆チタニア事件

          少し前に「クエスターズ」がチタニアという大型居住シップを1週間に渡り占拠した事件。
          一般にはテロ事件として知られている。

          実際には、「クエスターズ」が自分らの研究実験のための巨大な実験場を必要とするために起こした事件だった。
          彼らはチタニアシップを占拠すると、乗船者を人質とすることで、表面的な総督府や軍の動きを牽制する。
          その裏で、自分達の研究の完成より得られる利権をちらつかせることで、裏側でもその動きを操作した。
          そして、テレポーターのリンクを切断することで、巨大な密室が出来上がる。
          彼らは、その中へ、ラグオルの原生生物や突然変異体を解き放った。
          そして、その上で、D因子の感染源として、シップ内に巡らされている給水ダクトの中へとβ772の雛形を解き放った。
          そうすることで、現在のラグオルの闇がどう広がり、そして、その闇が広がった世界がどう終焉するのかを再現しようとしたのである。
          尤も、「クエスターズ」の総指揮者の意図は、他にあったという話もあるが。

          しかし、その事件も、多くのハンターズ達の手により幕を閉じた。
          チタニア内部に居合わせたハンターズや、それを支援するために外部より小型艇で直接潜入してきたハンターズ。
          彼らの活躍により、最小限の被害によりシップは解放され、「クエスターズ」も壊滅させられた。
          それでも犠牲は0というわけにもいかず、犠牲者もまた多く出た事件だった。

          例えば、“緑髪の騎士”マチルダ=クリスティ。
          ギルド評議会直属の執行集団「特務ハンターズ」の中でも3本の指に入るだろう英雄は、自らの正義を賭け民間人を守るため、宝剣を手にチタニアの摩天楼に舞い降りた。

          例えば、”千銃公”ミルジュ=アガルタ。
          たまたま居合わせただけの歴戦の勇者は、降りかかった火の粉を払うために、一人鋼鉄と鉛弾とエネルギーパックを手に、バケモノどもの群れへと向かって歩き出た。

          例えば、”弔い人”アルヴァ=ロア=ニースと”闘神”ジーク=ハルト。
          義理と人情に生きるふたりの荒れくれものが、それぞれがバラバラに戦うしか無かったチタニアのハンターズ達の意志をひとつに纏め上げた。

          例えば、”少年剣士”カズキ=タチバナと”孤独少女”ルーシー=マグヌス。
          ふたりの力無き小さな者達は、それでも自らの中にある希望と理想を違えることなく、ひとりの少女を守りぬいた。

          例えば、”鋼のレジスタンス”フェイ・ナイト。
          人を自らの庇護無しには生きていけないと蔑む女アンドロイドは、人に自らの優勢を知らしめるために多くのエネミーを虐殺した。

          そして・・・

          例えば、”悪運の伊達男”雷神。
          まるで未来を予知するかのような第六感の持ち主は、自らが敬愛する友と認めた仲間達の死の未来を改竄するため、代わりに自らの命を運命へと差し出した。

          例えば、”アイシー・ドール”ナル。
          自らを知り冷酷さを失った優しい殺人鬼は、その親友の目の前で、「罪」と刻まれた大鎌を墓標代わりに微笑みながら命を散らした。

          例えば、”意志ある精霊”シルフィ=オリジン。
          自我にも等しい力を持ったそのフォトンの結晶体は、時間凍結のテクニックを完成させるため、自らの存在を純粋なエネルギーへと変換させ消滅した。

          例えば、”残酷な奇術師”アズリィ=ホークスアイ。
          出世欲と自尊心の塊の嫌われ者の特務ハンターの青年は、それでも自らの僅かな美学を賭けて戦い、自嘲するかのような高笑いと共に瓦礫の中へと消えていった。

          例えば、”白の天使”リリア=テラスノウ。
          救済結社「白のアリア」の指導者である盲目の車椅子美女は、血路を切り開こうとする少年少女を救うため、残された自らの命の灯火を使い尽くした。

          戦いは多くの英雄と愚者、勝利者と犠牲者を生んだ。
          1週間にも渡る戦いが終わった時、そこには多大な犠牲があった。
          崩れ落ちた街。
          戦死者。
          瓦解した組織がいくつもあった。
          友を失い、人知れず姿を消した者も居た。
          しかし、その戦いも・・・

          ティニー=ミスキスとミサガ=D=キサラギの相討ちを以ってして、終焉した。




    [1070] 交差せし運命の元につどいた者達(名前だけたいそう)

    記事引用返信

      ・投稿者/ リオン・ゼロハート -(2006/10/26(Thu) 16:46:29)
      ・U R L/


        W2では1キャラしか使っていないため
        W1が主体です、ご了承を。

        ワールド1キャラ・・・・・・・・・・・・・
        1:リオン・ゼロハート(キャスト/ファイガンナー)
        2:リリ(ニューマン/フォース)
        3:(なし)
        4:(なし)
        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        ワールド2キャラ・・・・・・・・・・・・・
        1:カイザード(キャスト/ハンター)
        2:(なし)
        3:(なし)
        4:(なし)
        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        以下キャラクターの紹介文


      [1071] ワールド1・PCナンバー1『リオン・ゼロハート』

      記事引用返信

        ・投稿者/ リオン・ゼロハート -(2006/10/26(Thu) 19:45:28)
        ・U R L/

          名前:リオン・ゼロハート
          種族:キャスト
          性別:男性
          精神年齢:20歳
          稼動年数:3年(そこから前の記憶が欠落している)
          出身地:恐らくパルム
          性格:冷静・隠れ熱血・切れると怖い

          経歴:
          三年前から先の記憶がほぼ欠落している。
          よみがえらそうにもかなりのプロテクトがあるためそれは不可能である。
          唯一覚えているのはボロボロの自分が謎のビーストと対立している…という記憶だけである。
          そのためなのか少しビーストが嫌い。

          二年前に放浪していた自分を助けてくれたキャスト(のちにガーディアンズであることが判明した)に憧れを持ち彼のようなキャストになろうと決意。
          そのためガーディアンズに入隊する。

          戦いから見てかなりのベテラン戦士だったことはわかるが…記憶が欠落=戦闘経験も消去。なので能力的に見ればいまだ新米ガーディアンズである。

          時折記憶が復活して錯乱、敵味方関係なく攻撃する時があるため嫌味もこめて同盟軍からは『ロスト・メモリー・ソルジャー』(失われし記憶の戦士)とも呼ばれている。

          その他設定:
          ・ビースト嫌い
          ビーストを毛嫌いではなくすこし苦手としている。
          ビーストが近づくと自然に戦闘体制になってしまう、本人はその後すぐに謝るため特に問題はないが…ガーディアンズなのに種族差別は少しいけないと共感によくしかられていた。

          ・記憶欠落
          三年前からの記憶がすっぽりと消えている。
          わずかに残った記憶ではビーストと対立している自分だけ…それ以外の記憶をサルベージをしようとすると強制的に意識がシャットダウンされる。

          ・厄介ごとは嫌いだが困っている人はほうっておけない。
          そのためかよくトラブルに巻き込まれる。
          が、人助けをして良かったと最終的には後悔をしないためまぁいいのかもしれない。

          ・ボロボロのハンドガンとセイバー
          二年前まで使っていた武器。よく稼動していたとガーディアンズ兵装局長も感心するほどにボロボロ。
          今でも一様使えるが途中でエネルギーが停止したりタマ切れを起こしたりするのできっぱり言えば不良品。
          が、リオン・ゼロハートはこれを肌身離さずもっている。
          これが彼の記憶のプロテクト解除キーなのかもしれないが…真相は不明。

          ・凶戦士
          記憶がフラッシュバックすると敵味方関係なくそして自分が壊れようが関係なく戦うまさに凶戦士(バーサーカー)と化す。
          バーサーカーモードは発動して二分で機能停止するがそれまでに見方が大打撃を受けてしまう。そのため同盟軍からは不良品とよばれている。

          ・時折ルウと会話している
          といってもメールでの会話だったりする、特に世間話ではなく業務に関することだったりするがたまに世間話もするようだ。

          能力値:
          筋力:A+
          体力:A
          知識:C+
          知恵:B−
          敏捷:B
          器用:B−
          肉体的には理想のガーディアン、だが少し敏捷性に欠ける。
          キャストのため防御能力も高いため盾役になることが多い。
          指揮能力にも優れているためいざとなった戦いでもすぐに体制が立て直せれる。
          知識は記憶欠落のためかなり低い。

          スキル:
          近接攻撃:A(いまのところ)
          かなりの経験を誇るため彼のテリトリーに入ればたいていの敵は倒せれる。
          が経験で実力を全てカバーできないため高LVの敵相手には苦戦することも。
          近接時の武器は剣、双剣、大剣、槍など。

          中距離攻撃:C
          もともとレンジャーだが記憶欠落のせいでレンジャーとして戦い方を忘れた。
          そのためハンドガンなどの片手銃以外は全然扱えない。
          ツインハンドガンなどの両手銃は別のようだ。

          遠距離攻撃:D
          全然駄目。
          それこそでかい的に当てろといっても当てられない、視力がやばいのかもしれない。

          テク:D
          使ってない

          料理:EX+
          なぜか料理関連のレパリトリーは豊富でさらに作った料理は美味い。
          それはプロですら感心するほどの美味さだ、が彼のエプロン姿は少し想像したくない。

          PLからのひとこと
          実はかれPSOBBのカイザードというキャラ(元やわやわでいこうのリプレイ二参加していたキャラ)の後輩という設定です。
          が、カイザードの出番は皆無ですからこの設定は俗にいう裏設定ですね。
          ちなみに彼と対立していたビーストはもう…それは各自で判断を♪
          それでは〜



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